『黄昏のために』(北方 謙三) 北方謙三さんが14年ぶりに書き上げた現代小説『黄昏のために』。刊行を記念して、北方さんを「ダディ」と慕う村山由佳さんと語り合っていただきました。思い出話から小説の技倆、おふたりのこれからのお話まで、滋味溢れる会話をお楽しみください。(『文藝春秋』2024年7月号より抜粋。写真=石川啓次) 「村山、俺が間違っていた」 村山北方さんには、文学賞の選考委員としても、たくさんの言