太平洋戦争末期、沖縄県竹富町の波照間島からマラリアが蔓延(まんえん)していた同町の西表(いりおもて)島に軍命で疎開させられ、住民の約3分の1がマラリアで亡くなった「戦争マラリア」。15日、波照間島にできた慰霊碑の前で、記念式と初めての慰霊祭があり、悲劇を忘れないようにと当時を知る人や子どもたちが祈りを捧げた。戦争マラリアの悲劇を忘れないため、今年新たに建立された「波照間島戦争マラリア犠牲者戦没者慰霊