(写真:saki/PIXTA)コーポレートガバナンス改革が進む中、改革のメスが入ったのが「相談役・顧問制度」だ。退任した社長やCEOが、会社経営に責任を負わない相談役や顧問という形で会社に残る場合、現役の経営陣に対する不当な影響力を行使しているのではないか、実質的な経営トップが誰なのかが不明瞭になる、などの弊害が指摘されたことが背景にある。しかし、会社経営に携わった人材を相談役や顧問にすることが会社の利益になっ