連載怪物・江川卓伝〜センバツ準決勝の死闘(前編)作新学院の江川卓が評判どおりの活躍をみせ、ついてセンバツ甲子園大会ベスト4に進出。ここまで3試合25イニングで49奪三振と、「怪物」の名に恥じぬ活躍で勝ち上がってきた。準決勝の相手は広島商。1973年までに春1回、夏4回の全国制覇を果たし、甲子園出場は春夏合わせて25回。高校球界屈指の名門校である。江川は、この広島商の野球というものが、まったく違ったもの