「引っかかっても勝つし、脚を余しても勝つ。道中でアクシデントがあっても勝つし、たぶん斤量60kgを背負っても勝つ。あの馬さえいなければ、(どの馬にもチャンスがありそうな)面白いレースになったと思うけどな......」これは、関西の競馬専門紙記者が教えてくれた、栗東トレセンの厩舎関係者による、ため息交じりの"嘆き節"である。嘆かせているのは"世界の"イクイノックス(牡4歳)。GIドバイシーマクラシック(3月25