シネイド・オコナー(Sinead O'Connor)はスタートからいきなり激しく燃え盛った。「自分の感情を表に出さないのがどんなに危険かを示すいい証拠が私かもね」と、ローリングストーン誌のマイカル・ギルモア記者に語ったのが1999年。この年、記憶に残る声を持つアイルランド人シンガーはセカンドアルバム『蒼い囁き』で国際的スーパースターになった。当時収録された楽曲は今もエネルギーに溢れ、56歳という若さで他界した今だから