東京都大田区最大の乗降者数を誇るJR蒲田駅。大田区は都内で最も工場の多い区で、その70%が9人以下の、いわゆる「町工場」と言われる工場が占める、都内有数の工場地帯でもある。戦時中は戦車や機関銃といった軍需品を製造し、戦後は鍋、弁当箱など日用品の製造を担った金属加工の工場が多く立地した街だ。現在も製造業を支える街だが、後継者不足の課題も抱えている。一方、近年では外国人人口の増加が著しく、23区中7番目に外国