「髪の乱れは心の乱れ」これはかつて、日本の学校が生徒の髪型、服装、持ち物を取り締まるのに使っていた根拠不明な理屈だ。今でも「ブラック校則」が議論の的になったりするが、髪の毛やスカートが長いからと、衆人環視の中でハサミで切り刻むという、今なら暴行罪で訴えられかねないような生徒指導がまかり通っていた1990年代以前と比べれば、多少はマシになったのではないだろうか。そんな風紀取り締まりを、国単位で行なってい