「“氷の天ぷら”を揚げるようなものだと言われた」。東洋ライス(東京都中央区)の雜賀(さいか)慶二社長は、40年前の周囲の反応を思い出す。洗わずに炊ける無洗米の開発に乗り出した当初、無謀な挑戦と思われたという。雜賀社長は戦後、中学を卒業すると家業である精米機の販売や修理業を始めた。コメに混ざった石を除去してほしいと米屋に言われ、石抜き機を発明したことで社業を発展させた。