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オウチーノ総研はこのほど、「子育てと喫煙」に関するアンケート調査を実施、結果を公表した。

同調査は12月22日〜24日、子供がいる20〜39歳の既婚男女662名を対象に、インターネットによるアンケート調査にて実施した。

○子持ち喫煙率は、男性41.6%、女性21.2%に

まず子供がいる既婚男女に、「あなたは煙草を吸いますか?」という質問をしたところ、男性は「吸う」と回答した人が41.6%、「禁煙した」が20.1%、「吸わない」が38.3%だった。一方女性は、「吸う」との回答が21.2%、「禁煙した」が19.4%、「吸わない」が59.4%となった。

「吸う」と回答した人に、子供の前で吸うかを聞くと、男性の21.0%、女性の30.0%が子供の前でも「構わず吸う」と回答。「なるだけ吸わない」と回答したのは男性50.0%、女性40.0%、「まったく吸わない」が男性29.0%、女性30.0%だった。子供がいる喫煙者の70〜80%は、子供の前ではなるだけ煙草を吸わないようにしていることがわかった。

また、「禁煙した」と回答した人に、禁煙の理由を聞いてみた。男性は、「煙草の値段が上がったから」がもっとも多く、「体調を崩したから」「子供が生まれたから」が続いた。女性は、「妊娠したから」が突出して多く、他には「体調を崩したから」や「旦那・彼氏の影響」などが挙がった。

○4割以上の親が、子供の受動喫煙を「気にしない」と回答

「子供の受動喫煙は気にしますか?」という質問には、男性の52.7%、女性が58.8%が「気にする」と回答。40%以上の親が、子供の受動喫煙を気にしていないことがわかった。

子供の受動喫煙を「気にする」と回答した人に、どのような対策を行っているのか、聞いてみた。もっとも多かったのは、「喫煙所には近づけない」(29歳/女性)や「喫煙者の近くに行かない」(32歳/女性)など、受動喫煙の危険性がある所には近寄らせない、という回答だった。2番目に多かったのは、「子供の前では吸わない」(27歳/男性)、「主人には、子供と一緒の時は吸わないようにしてもらう」(24歳/女性)など、子供の前では吸わない/吸わせないという回答だった。3番目に多かったのは「禁煙席を利用する」(28歳/男性)だった。

○約40%が、配偶者に「禁煙してほしい」と思っている

最後に、煙草を吸う配偶者を持つ人に、「配偶者の喫煙についてどうお考えですか?」という質問をした。結果、「禁煙してほしい」と回答したのは、男性42.2%、女性38.4%、「子供の前では吸わないでほしい」が、男性33.3%、女性35.7%、「子供の前で吸っていないから特に何とも思わない」が男性17.5%、女性24.1%、そして「子供の前でも吸うが特に何とも思わない」が男性7.0%、女性1.8%だった。

煙草を吸う配偶者を持つ人は、男性、女性ともに約40%が配偶者に「禁煙してほしい」と考えており、50%以上が禁煙しなくても良いが、「子供の前では吸わない」ことを求めていることがわかった。

(エボル)