――今回で2作目となるカヴァーアルバム『Request II』にも、ジュジュ苑で披露した楽曲が多数収録されてますね。

JUJU:今回の『Request II』の制作も新たな挑戦で、色々な素晴らしいプロデューサーの皆さんが協力してくださって、曲は知ってても、また新たな一面が見れたり、びっくりすることの連続で、多分10周年だったからこそ出来たこともあったなと。10周年イヤーはまだ続くんですけど、2014年の1番最後の大仕事で、「世の中にはこんなに良い曲がいっぱいあるんだよ!」って、バシーンとビンタを喰らった感じです(笑)。

――全12曲を全12人のプロデューサーと制作してみて、何か発見はありましたか?

JUJU:『Request II』を作らせていただいて思ったのが、私がニューヨークに行っていたりもして、日本のポップスシーンにあまり詳しくなかった時期の曲も沢山あって。日本にはこんなに素晴らしい曲が沢山あって、こんなにも素晴らしいプロデューサーがいっぱいいるんだなというのを再確認しましたね。

ニューヨークでもカラオケにはずっと行っていて、『Request』も『Request II』の曲も私がリアルタイムで聴いていなくても、カラオケに行くと誰かが歌っていたので、「この曲、流行ったよな」というのが多かったんですよ。

アレンジをしてくださったプロデューサーの皆さんのフィルターが掛かるからこそ見えてくるものもあるし、「こういう風に解釈すると、この曲にはこういう側面もあったんだ!」という別の表情も見えてきて、「この曲の凄さはここにあったのか!」と気付くこともあったり、面白いなと思いました。

ジュジュ苑からの流れで、カヴァーアルバムは絶対にリクエストから選ぶと決めているので、タイトルも「Request」なんですけど、私の知らなかった世界に出会えるから、毎回勉強させていただいてますね。

――リクエストされたら、どんな曲でも歌う可能性はありますか?

JUJU:あります! お酒とカラオケは“男道”なので(笑)。カラオケスナックに居て「面白いね、一杯飲みなよ」と言われたら飲むだろうし、「この曲歌ってよ」と言われたら、絶対に断らないのが私なので。『Request』は女性アーティストに特化して作っていますけど、ジュジュ苑では男性アーティストの曲もカヴァーさせていただいていますし。毎回シングルに入れているカヴァーは、男女、洋邦問わずなので。