埼玉西武ライオンズがホーム最終戦で配布した切ないレアカード
埼玉西武は負ければ35年ぶりの最下位決定となるところでしたが、苦労人・梅田のプロ初安打満塁ホームランなどで逆転勝ち。ホームの大観衆に、最終戦の勝ち星をプレゼントしました。
そんな中、球団側からもホーム最終戦らしさ満点の、切ないプレゼントがファンに贈られていた模様です。
今シーズンも全主催ゲームで配布されたのですが、ホーム最終戦で配布された選手カードは、ちょっと切なくなる人選で…。
<埼玉西武ライオンズが最終戦で配布した選手カードは岡本篤志投手と……この日に戦力外通告が発表された小林宏投手!>
何と、同日に戦力外通告を発表したばかりの小林宏投手のカードを、最後の試合で思い出したかのように配布したのです。
しかも、通常なら1試合1枚の配布のところを、1試合2枚に増やす大盤振る舞いで。「作っちゃったんで…」「捨てるのもそれはそれで結構大変なんで…」「集めている方もいると思いますし…」という隠し切れない球団側の「在庫処分感」が切なく漂ってくるではありませんか。
7月に入ってから獲得した選手だけに、小林宏投手のカードは配布しないという手もあったでしょう。しかし、埼玉西武は今季支配下登録した選手のカードをひととおり配布してきているのです。育成選手も含め、全員を配布してきているのです。コレクション性をとても大事にしているのです。
●7月27日に契約解除が発表されたランサム選手:7月21日に配布済み
●9月20日に契約解除が発表されたボウデン投手:7月11日に配布済み
●9月20日に契約解除が発表されたレイノルズ投手:8月6日に配布済み
●9月20日に契約解除が発表されたアブレイユ選手:9月19日に配布済み
9月20日に契約解除を発表したアブレイユ選手のカードを、前日の19日に配布しておく「滑り込み感」。
シーズン途中で契約解除した選手まで含めてコンプリートを目指す埼玉西武に、小林宏投手のカードを配布しないという選択肢はあり得なかったのです。たとえ、ちょうどその日がクビを発表するタイミングだったとしても。
わずか2ヶ月余りの在籍期間でしたが、最終戦の劇的な勝利とともに、西武ファンの記憶には小林宏投手の雄姿が刻み込まれたのではないでしょうか。貴重なレアカード、手に入れたファンのみなさんには大切にしてもらいたいものですね。
(文=フモフモ編集長 http://blog.livedoor.jp/vitaminw/)