『モダン・ファミリー』監督、機内の迷惑客の行いを実況ツイートする

人気コメディ『モダン・ファミリー』で編集や監督を兼任するライアン・ケイスが、飛行機内での迷惑客について実況ツイート。その面白さに、さすがだと話題を呼んでいたことがわかった。米Us Weekly他が伝えている。

迷惑客の名前は"ナディア"という名の若い女性で、酔っぱらって隣席の客に絡みまくっては、大声で騒ぎ続けたようだ。非常識きわまりない行動や言動を、ケイスはユーモアを交えながら逐一ツイート。大勢のフォロワーを楽しませたという。

「世界一サイアクな人の後に座ってるわ」というケイスのツイート。さて、どれだけ"サイアク"だったのか。

ナディアはドラマ好きらしく、『HAWAII FIVE-0』を大音量で鑑賞。イヤホンからの音漏れが凄まじかったのだろう。隣席の男性がボリュームを下げるよう話しかけると、「彼女、へべれけで"ごめんなさい ファーストクラス以外に乗るの初めてなのよね"と大声で謝りましたけど」とケイスがツイート。「マインドコントロールとかを使って、フライトアテンダントに、彼女のラム・コークに精神安定剤を入れさせたい」、ケイスのぼやきは止まらない。

さらにケイスはナディアの暴れん坊ぶりを実況中継。
まずナディアは、「私は中東すべてを人種差別な目で見ているわ」と中東の男性客にいきなり失礼な発言。
さらには彼のアクセントを小馬鹿にしたり、「お酒飲んでないじゃない？　飲まないの？」としつこく絡んだり、さらには"友達"に似てイケメンだからと写真を撮ろうとし始めたり。あげく、彼の席のTVのチャンネルを、スペインのドラマ『The Mysteries of Laura』に合わせ、それを見るよう強制...。

途中、ナディアがトイレに席を外すと、ケイスが「私が今、一番願っているのは、フライトの間中、彼女がトイレの中で意識を失っていてくれること」とツイート。さらに、「飛行機ものの映画のシーンを空想してるんだけれど、そこでは乗客が武器を持って列をなしてる。そこに彼女が戻って来て」と炸裂ツイート。

残念ながらナディアはトイレで意識を失うこともなく、戻った後も大音量のおしゃべりは止まらず、その話から、どうやらナディアは結婚した過去があるらしいとケイスはツイートで報告。「誰か彼女と結婚してたんだって」の投稿はさらに反響を呼んだ。

ナディアはその後も相当量の酒を飲み、周りに迷惑をかけ続け、客室乗務員からも「次に騒動を起こしたら、当局に来てもらいます」と厳重注意されたが、懲りることなく大声でしゃべったり、暴言をはき続けたりして、最後は警察官に囲まれていたという。

ケイスの一連のツイートは反響が反響を呼び、その後のナディアの様子が#Nadiaというハッシュタグ付きで報告されたほど。結局、ナディアは警官に手錠をはめられることはなく、車いすでエスコートされて空港を後にしていたようだったが、たくさんの人が「最高に面白かった」とコメントを寄せている。一歩間違えれば、ただの愚痴・文句・非難ツイートになってしまうところを、ナディアを最高のコメディ・キャラクターに仕上げてしまったケイス。不愉快な出来事も笑いに変えていくケイスのセンスは、やはりすごすぎる。いつか『モダン・ファミリー』に"ナディア"というキャラクターが登場するかもしれない。（海外ドラマNAVI）

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