LINEクリエイターズスタンプの審査が通らないので、LINE本社へ行って直接聞いてみた
こんにちは。Webでアホなことばっかりしている株式会社バーグハンバーグバーグです。
LINEで個人でも自作のスタンプを作って販売できる「LINE Creators Market」というサービスがあるのですが、なぜか我社が出したスタンプがまったく審査を通らないのです。クリエイターのみなさんは、スタンプの審査通ってますか?
そんなわけで今回は、代表のシモダテツヤがLINE株式会社に直談判にやってまいりました。
お話を伺ったのは、LINEスタンプ企画チームのマネージャーをしている渡辺尚誠さん。厳密に言えばクリエイターズスタンプの審査は別チームということですが、全体を統括している彼に、率直な疑問をぶつけていきたいと思います!
シモダ
「僕らのスタンプが審査を通過しない理由を今日こそはっきり教えてもらいますよ! 今日はこうして、百戦錬磨の弁護士も連れて来ましたから!」
ベンチャー企業から上場企業まで、数多くの企業と顧問契約を結んでいる弁護士。
IT企業の法律問題に特化し、契約書・利用規約の作成・審査・交渉サポートなどの案件を数多く手がけている。
今回の案件にピッタリと、シモダが選んだ最強弁護士だ!
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「はい…疑問点にはできるだけお答えさせていただきますので、よろしくお願いします」
シモダ
「まずこれなんですけど…」
シモダ
「なぜこのスタンプがダメなんですか? 僕的には結構人気出そうな気がするんですけど…」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「これは…多分なんですけど、某有名キャラクターを元にしてますよね?」
シモダ
「はい、してますよ。完全にパクってます。でも目が違うじゃないですか」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「パクリ…がダメなんですね。LINEスタンプはパクっちゃダメなんです」
シモダ
「ええっ!? そんなことあるんですか!?」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「割と普通にあると思いますけど」
シモダ
「じゃあこれもパクリになるんでしょうか?」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「うん、ダメですね」
シモダ
「ドラえもんに似てるからダメっていうことですよね?」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「それもそうなんですが、血の涙を流していることも気になりますね。そうなると『暴力表現』という部分でリジェクトの対象になってしまいます」
シモダ
「これを血の涙って言いますけど、カバって赤い汗をかくって知ってますか?」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「え?これカバなんですか?」
シモダ
「カバのキャラクターですよ」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「ネコじゃないんですか?」
シモダ
「ネコに見えなくないですか? ちょっとドラえもんありきで考えすぎですよ!あくまでオリジナルキャラクターなんですから!」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「でも鈴があるし…」
弁護士
「首の鈴というのは、“ペットであること”を記号化したものに過ぎず、これをドラえもん固有のものと判断するのは、安直と言わざるを得ませんね」
シモダ
「弁護士はこう言ってますが」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「え? え? こんなちゃんとした感じで詰められるんですか?」
シモダ
「そのための弁護士ですからね」
渡辺
「はぁ……。うーん……まぁここまでくると原型をとどめてないので、キャラクターはオリジナルと見なしてもいいのかなぁ……」
シモダ
「そうでしょうそうでしょう。じゃあこのスタンプは出してもいいってことですね?」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「いや、事実は汗だったとしても、やはり『血の涙に見えてしまう』という点でNGですね」
シモダ
「チッ」
シモダ
「ではその『暴力表現』の部分を掘り下げていきたいんですが、例えばこのスタンプは完全にリジェクトされますよね?」
LINEで個人でも自作のスタンプを作って販売できる「LINE Creators Market」というサービスがあるのですが、なぜか我社が出したスタンプがまったく審査を通らないのです。クリエイターのみなさんは、スタンプの審査通ってますか?
そんなわけで今回は、代表のシモダテツヤがLINE株式会社に直談判にやってまいりました。
お話を伺ったのは、LINEスタンプ企画チームのマネージャーをしている渡辺尚誠さん。厳密に言えばクリエイターズスタンプの審査は別チームということですが、全体を統括している彼に、率直な疑問をぶつけていきたいと思います!
シモダ
「僕らのスタンプが審査を通過しない理由を今日こそはっきり教えてもらいますよ! 今日はこうして、百戦錬磨の弁護士も連れて来ましたから!」
ベンチャー企業から上場企業まで、数多くの企業と顧問契約を結んでいる弁護士。
IT企業の法律問題に特化し、契約書・利用規約の作成・審査・交渉サポートなどの案件を数多く手がけている。
今回の案件にピッタリと、シモダが選んだ最強弁護士だ!
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「はい…疑問点にはできるだけお答えさせていただきますので、よろしくお願いします」
1. パロディのラインを探る
シモダ
「まずこれなんですけど…」
シモダ
「なぜこのスタンプがダメなんですか? 僕的には結構人気出そうな気がするんですけど…」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「これは…多分なんですけど、某有名キャラクターを元にしてますよね?」
シモダ
「はい、してますよ。完全にパクってます。でも目が違うじゃないですか」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「パクリ…がダメなんですね。LINEスタンプはパクっちゃダメなんです」
シモダ
「ええっ!? そんなことあるんですか!?」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「割と普通にあると思いますけど」
シモダ
「じゃあこれもパクリになるんでしょうか?」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「うん、ダメですね」
シモダ
「ドラえもんに似てるからダメっていうことですよね?」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「それもそうなんですが、血の涙を流していることも気になりますね。そうなると『暴力表現』という部分でリジェクトの対象になってしまいます」
シモダ
「これを血の涙って言いますけど、カバって赤い汗をかくって知ってますか?」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「え?これカバなんですか?」
シモダ
「カバのキャラクターですよ」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「ネコじゃないんですか?」
シモダ
「ネコに見えなくないですか? ちょっとドラえもんありきで考えすぎですよ!あくまでオリジナルキャラクターなんですから!」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「でも鈴があるし…」
弁護士
「首の鈴というのは、“ペットであること”を記号化したものに過ぎず、これをドラえもん固有のものと判断するのは、安直と言わざるを得ませんね」
シモダ
「弁護士はこう言ってますが」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「え? え? こんなちゃんとした感じで詰められるんですか?」
シモダ
「そのための弁護士ですからね」
渡辺
「はぁ……。うーん……まぁここまでくると原型をとどめてないので、キャラクターはオリジナルと見なしてもいいのかなぁ……」
シモダ
「そうでしょうそうでしょう。じゃあこのスタンプは出してもいいってことですね?」
LINEスタンプ企画チームマネージャー
「いや、事実は汗だったとしても、やはり『血の涙に見えてしまう』という点でNGですね」
シモダ
「チッ」
2. 暴力表現はダメ
シモダ
「ではその『暴力表現』の部分を掘り下げていきたいんですが、例えばこのスタンプは完全にリジェクトされますよね?」