By Luis Roca

Windowsのシェアを脅かすほど急増しているGoogleのChrome OSを搭載した「Chromebook」シリーズの新型がGoogleとIntelがサンフランシスコで開催した発表会にて登場、今度はIntelのBay Trailチップ搭載でバッテリー駆動時間が11時間になっています。

Intel Architecture Fuels New Wave of Chrome Devices
http://newsroom.intel.com/community/intel_newsroom/blog/2014/05/06/intel-architecture-fuels-new-wave-of-chrome-devices

Google Chrome Blog: New Chromebooks: in more shapes, sizes and colors
http://chrome.blogspot.jp/2014/05/new-chromebooks-in-more-shapes-sizes.html

Intelによると、Bay Trail搭載の新型Chromebookはファンレスで、バッテリー駆動時間が従来のHaswell搭載のものより1時間増え11時間になりました。また、従来のChromebookにはシングル・デュアルバンドの802.11n Wi-Fiアダプタを搭載していましたが、新型Chromebookには802.11ac Wi-Fiアダプタが搭載されるとのこと。Bay Trail搭載の新型Chromebookは東芝・AcerASUS・Lenovoから発売される予定です。

新型Chromebookを発売予定の4社のうちLenovoは、発表会同日に11.6インチのChromebookN20」「N20p」という2つの新機種を発表。両機種ともにBay TrailベースのCeleronプロセッサー搭載で、N20p Chromebookはタッチスクリーンで独自のヒンジによりディスプレイが背面まで回転するようになっています。N20 Chromebookは279ドル(約2万8000円)、N20p Chromebookは329ドル(約3万3000円)で2014年8月発売予定です。

11.6インチLenovo製新型ChromebookのN20。


N20pはタッチディスプレイ搭載です。



ASUSも発表に併せてBay Trail搭載の新型Chromebook「C200」と「C300」を発表しました。11.6インチの「C200」と13インチの「C300」は、両機種ともに2GBのRAMおよび16GBのSSDを内蔵で、販売予定価格は現在のところ未定ですが、「C200」が250ドル(約2万5000円)前後で「C300」がそれ以上になると予想されています。

ASUS製の新型Chromebook「C200」は11.6インチ。


一方、「C300」は13インチです。


GoogleとIntelはBay Trail搭載のChromebookだけではなく、第4世代「Core i3」を搭載するChromebookAcerとDellから発売される予定であることも発表。さらには、LGがHaswellベースのCeleronプロセッサーを搭載したChromebookを発売予定であること、HPがHP Chromeboxを2014年6月にアメリカで発売開始することも明らかになっています。

第4世代Core i3を搭載するDellの新型Chromebookはこんな感じ。


ディスプレイ背面にはChromeとDellのロゴが入っています。


AcerのCore i3搭載Chromebookの新型「C720」


Core i3搭載の新型C720は、すでに海外で発売されているHaswellベースのプロセッサー搭載のC720よりも高速化されているとのこと。


C720は349ドル(約3万5500円)で2014年6月に発売予定される予定です。


LGは液晶一体型のデスクトップPC「Chromebase」を今月発売することを明らかにしています。


一体となっているディスプレイは21.5インチでフルHD。


Chromebaseは2014年5月26日発売開始予定で、販売価格は349.99ドル(約3万5000円)となっています。


なお、東芝とAcerもBay Trail搭載の新型Chromebookを発売する予定ですが、スペックや価格、発売時期になどの詳細は記事執筆現在発表されていません。