オールスターズが壇上にズラリ。プリキュアひな祭りの完成に胸のキュンキュン、止まらないよ！レポ
「天空に舞う蒼き風！キュアプリンセス」
東京の空はあいにくの雨模様、でもプリキュア二人の口上が轟き渡るうこの一角は、ぱぁっと青空が広がったよう。ひな祭りの前日、そして映画の公開を控えた3月2日。東京ドームシティアトラクションズに出現した特設ステージで『映画プリキュアオールスターズ ＮｅｗＳｔａｇｅ３ 永遠のともだち』のひな祭りイベントが開催されたのだ。
最新作の映画はお二人のキャストにとっても、11年目に入ったプリキュアシリーズの中でも重みのある一作。これまでの全プリキュアがスクリーンに大集合する「NewStage」シリーズは三作目にして、今回がラストステージの完結編！ということで一つの区切り。そんな記念作に参加した、二人の“新人プリキュア“から感慨が語られた。
中島 歴代33人のプリキュアの中に私達（『ハピネスチャージ』からは3人が参戦）が加わって36人。今回の映画は特別な一作になると思います。（プリキュアの）先輩方と映画の中で戦うのは初めてで、すごく嬉しかったし新鮮でした。
潘 先輩たちと共演する初めての機会だったので、緊張はしました。どうしようって心配もあったんですけど、先輩たちに支えてもらいました。
10年以上も続いたプリキュアシリーズの厚み、新しいプリキュアを迎えて支える先輩プリキュアたち……困ってる人を放っておけないのはキュアラプリーだけの十八番じゃない、プリキュアは助け合いでしょ！
そしてNewStageシリーズ共通のテーマは「友だち」。司会のお姉さんに友達の思い出を聞かれると、二人は万感を込めてこう振り返る。
中島 まだ学生だった頃に、友達が手作りの肩たたき券を作ってくれたんです。この世界（声優）を目指して頑張っていたんですが、その姿を見てお疲れ様っていう意味を込めて。今でもファイルに取っておいてありますね
潘 小学校三年生ぐらいの頃で、私がこの世界に入るきっかけとなった作品（プリキュア）を教えてくれた親友がいるんですね。一緒にスキューバダイビングのライセンスを取りに行ったんですが、その子は海の生き物に興味を持って、今は水族館で働いてます。お互いが、お互いの夢のきっかけなんです
あたかも白雪ひめが愛の結晶を放り投げて愛乃めぐみがキュアラブリーになるきっかけを作り、めぐみのオーラが弱虫だったひめに戦う勇気を与えたように！
そんな友情話のあと、いよいよ本日のクライマックス。キュアブラック、キュアブルーム、キュアドリーム、キュアピーチ、キュアブロッサム、キュアメロディ、キュアハッピー、キュアハートら8人の先輩が駆けつけ、プリキュアオールスターズが壇上にズラリ。総勢10名が雛飾りに並び、プリキュアひな祭りの完成だーー！
揃い踏みはゴージャスで壮観だったんですが、親子連れ200人に雛あられを配るオールスターズはさらに魅力たっぷり。お子さん方に優しく渡しては手を振ってあげて、あられをプリキュア達がリレーして届けるチームワークはアニメの共闘さながら。胸のキュンキュン、止まらないよ！
「小学生の頃、うちに友だちを呼んでひな祭りパーティしてました」(中島)「この前、久しぶりに母(声優の潘恵子さん)と「ひな祭りしようよ」といって、プリキュアの雛あられを買って食べました」(潘)とひな祭りの思い出も語られた頃、そろそろ宴もたけなわ。
潘 「映画では「友だち」のほか、親子の話もたくさん描かれてます。家族で劇場に足を運んでほしい」
中島「今回の映画も夢、愛、希望……大切なものがまっすぐに描かれた素晴らしい作品です。ぜひ見に来てください」
もちろん！
ティザーポスターに姿を現しているあゆみ、エンエン、グレルといったNewStageシリーズの友だちは、どういう活躍をするのか。もしかして最終章ならではのサプライズ要素が……そして新たな友だちはどういう子なの？ シリーズ最終作のフィナーレを、胸に焼きつけに行きます！
（多根清史）
