製品を購入してオンラインストア「Playstation Store」に登録すると、限定数が配信されるプレゼントキャンペーン実施中

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最近、ゲーム専用ハードでゲームやってます?
いつも持ち歩いてるiPhoneやスマホでいいじゃん……そう思うのがあたりまえ。いちいちテレビのスイッチを点けたり、ケータイとは別の荷物を一つ増やしてバッグを重たくするのもめんどくさい。AppStoreやGooglePlayですぐにアプリが手に入り、無料でもそこそこ遊べてしまうから。要するに“安さは正義”ってこと。
裏返せば「ゲーム専用ハードのゲームはお高くつく」という思い込みがある。一本が数千円もするソフトをお試しプレイもせずに買えって? バカバカしい。
そんな“常識”を打ち砕くのが、SCE(ソニー・コンピュータエンターテインメント)が提供しているPlayStation Plus(プレイステーション プラス。以下PS Plus)。PS3やVita向けのオンラインサービス「PlayStation Network」の中で提供されている有料サービスだ。
スマホ用の無料ゲームは、たいていは“無料”で遊べる部分がほんの一部にすぎない。課金アイテムを買わないとすぐ行き詰まり、「無課金プレイ」=忍耐力と時間をすり減らすド根性プレイになりがち。
PS Plusは、「ゲームを入手した後にカネ払え」のプレッシャーはナシ。追加料金を払うことなく、どっぷりとゲームに集中できる。5〜8千円はする最新作を買うどころじゃなくなるぐらい……。
それでいて月額(30日)料金は500円、年払い(365日)は5000円で、一ヶ月あたりコーヒー一杯分ぐらいのお安さ。マネタイズ的にいいの? とヒヤヒヤするふとっ腹+いろいろと詰め合わされたサービスなのだ。以下、ざっと紹介。

■PS1のゲームアーカイブス123本以上+現役ハード用ゲームのフリープレイ

ゲームアーカイブスとは、過去のプレステ用ゲームソフト(やPCエンジン用ソフト)をダウンロード販売するサービス。そのうち、123タイトル以上が手に入る! 
このチョイスが、また渋い。『アーク ザ ラッドRII』などSCE自社タイトルはもちろん、ドMプレイヤーに根強い人気の『KING'S FIELD』シリーズや、中古価格が高騰していた『パネキット』などレアものも狙い撃ち。ゲームアーカイブスはVita/PS3を問わず、どのPSハードでも遊べるのもうれしい。
そしてPSPやVita、PS3といった現役ハード用のソフトも配信されている。2014年2月末現在では、東京を舞台に動物たちがサバイバルする『TOKYO JUNGLE』やハック&スラッシュ(モンスターをひたすら倒して経験値を稼ぎ、強い装備を集める)系RPG『デモンゲイズ』など、発売から1〜2年の“ほぼ新作”もずらり。
中でも見逃せないのが、テレビアニメ版や劇場版も好評だった『STEINS;GATE』。オンライン配信で6090円する名作が、月500円以下で(1ヶ月もあればクリアできます)フルに遊べるのはオトクすぎる。
フリープレイのタイトルは常時11本配信で、年間55本(ゲームアーカイブス除く)。大体が1〜3ヶ月の期間限定配信だが、一度ダウンロードしておけば、期間が過ぎてもPS Plusに加入している限りは遊べる。さらに途中で解約しても、再び契約すれば、改めてダウンロードも可能。「今遊ばないけど、とりあえず落としとけ!」が合言葉だ。

■セーブデータお預かりサービス

ゲームソフトはなくしても中古に売ってもまた買える。でも、数十時間の生活をつぎ込んだセーブデータは、一度失えば二度と戻ってこない……そんなプレイヤーの分身とも言える貴重品をオンラインに保存してくれる。通常だと「コピー禁止」のセーブデータも、前回のアップロードやダウンロードから24時間以内はダウンロード不可という条件付きでバックアップできるのだ。
個人的には、この機能が実装されたことがPSplusを契約する決め手だった。実家のPS3からセーブデータを持ってくるの忘れたーッ! 『GTA5』の続きをプレイするために新幹線に乗ってられない……という悲劇が消滅。何台もPS3運用してるレアケースは一般的にまるで参考にならないが、友達の家でも自分のアカウントを使えばセーブデータを手ぶらで持っていけるのは誰もが幸せかも。

■起動してすぐにゲームが遊べる「自動ダウンロード」

カセットをセットしてスイッチオンですぐに遊べた昔のファミコンやレトロゲーム機。それに引き換え、最近のゲームハードは「最新のアップデートが見つかりました」だのと告げて、実際に遊べるまでにダウンロード待ち30分もザラ。
PS Plusの自動ダウンロード機能は、予め深夜に時間設定しておけば、寝ている間にアップデートを検知してダウンロードを済ませておける。PS3やVitaのシステム全体アップデートが終わった!→個別ソフトごとにアップデートが重なり、いきり立ってたゲームをやる気がシュンとしぼむこともなくなるはず。
本音をいうと、こういう基本サービスは無料で提供してもいいんじゃ?とも思えるが、ストレスが無くなる魅力には逆らえない…。

■PS4でも使えるPS Plus、しかも本体に3ヶ月分の無料利用権

その他に最新ゲームをお値ごろで買えるディスカウントや、一般ユーザーより少し早めに先行配信が行われる(「Miku Miku Hockey 2.0」など)といった特典があるが、なんといっても今の旬である最新ハード・PS4に対応してることが大きい。
しかも、PS4本体を買えば、PS Plus3ヶ月無料利用権(1300円相当)が付いてくるプレゼントキャンペーンあり。製品を購入してオンラインストア「Playstation Store」に登録すると、限定数が配信されるという仕組みだ。
気をつけたいのは、本体にコードが同梱されてる全員プレゼントじゃなく、限定数=早い者勝ちということ。あと、自動的に定期サービス3ヶ月分の自動更新が有効になるので、お試し期間中にもういいか〜と思ったら、自動更新オプションをオフにするよう気をつけよう。
ただし、現時点ではPS4はPS1〜PS3と後方互換性(過去のハード用のソフトが動くこと)がないため、ゲームアーカイブスなどのフリープレイはできない。一応「PS4に付いてきた無料利用権のアカウントを使って、PS3上で遊ぶ」というのは可能ではある。
とはいえ、PS Plus会員向けにダウンロード専用タイトル『RESOGUN』(定価1400円(税抜))のフリープレイができ、お得といえばお得。それに、過去のPSシリーズのゲームをPS4でも遊べるクラウドゲームサービス「Playstation Now」も発表されており、ゲームアーカイブスも将来的に対応する……かもしれない。
PS4の発売同時タイトルはどれも魅力的だけど、人によって「合う」「合わない」ってある。自分にピッタリくるゲームが出るまでは貯金しておいて、PS3やVitaでPs plusをしゃぶり尽くしてはいかがだろう。
(多根清史)