もうーイチャイチャしてるんじゃないわよ!「キルラキル」19話。大変なことが起きているのですが、蟇郡クンの愛ですっかりほっこりしてしまいましたとさ。

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蟇郡とマコはもう付き合っちゃえよ!
すっごい色々伏線回収とか新展開あったのに、それ以外脳みそに入ってこなかったよ。

●なんだバレバレじゃないか
COVERS(生命戦維。ようは宇宙人)が人間を取り込んじゃって、どえらいことになっているというのに、ただひたすらにマコの心配だけをしていた蟇郡。
又郎に「お前の姉さんは必ず助けだす、この蟇郡苛が全身全霊をかたむけてな!」と誓いました。
そこまでいうかー。ここまできたらもう「たまたまマコを認めている」とはいえないだろー。
乃音には彼の気持ちがバレバレだったのは、視聴者の気持ちの代弁的表現でした。
今まで「蟇郡がマコに気がある」という描写は、「直接的」にはありませんでした。
今回がターニングポイントです。

●始まりは4話だった
このアニメ、恋愛沙汰皆無の世界です。
蟇郡なんて1話を見た限りでは、もっとも恋愛に遠い場所にいる存在でした。

マコと出会ったのは、トラップ開発部が出てきた4話。正々堂々と詭弁を述べるマコを認めたのが最初でした。
そこからは、マコが出てきてしゃべるたびに、どんなマコ理論(意味がずれている会話)でも、是としていました。

実質、マコ理論を認めていたのは、家族、流子、そして蟇郡だけ。
加えて、蟇郡はマコに自主的には近づいていません。偶然会った時だけ話をしています。
大阪制圧でマコと対峙したのも、大義名分つけていただけ。
今回はじめて、自分の意志でマコの元に向かいました。

蟇郡は「風紀部」です。秩序正しくするのが彼の役目。
その彼が、最も自由で、あらゆる秩序にそぐわないマコに惹かれるというのは、この作品らしい部分です。

●シリアス全部余計なことでぶっ壊しやがって!
日本がCOVERSに飲み込まれてしまい、皐月様は自由を奪われ、流子は昏睡、四天王と伊織はヌーディストビーチに参入という、ものっすごい展開の話、なはずでした。
ところが、シリアスなシーンになればなるほど、余計なことしてるのな。

たとえば、美木杉は道頓堀ロボをいまだに「DTR!」としつこく呼ぶ。
乳首と股間の輝きがより一層増している。やめてよ、本能字学園の重要な仕組み話してるんだから。

美木杉が生き残った満艦飾家に行くシーン。満艦飾ママがずーーーっと美木杉の光る股間を見ている。
ちょっとお母さん、大事な話しているんだから少し集中してください。

あえて重い雰囲気を作らないためなのか……とか考えたのですが、それだけじゃない。
ルール壊しの追い打ちをかけている。

例えば、鮮血は今まで流子にしか動いているのが見えない、というルールがありました。
満艦飾家ですら見えていませんでしたし、5話で特に紬と鮮血が対峙したシーンで明示されています。

ところが、今回思いっきり流子を爆発からひきずって助けだしている。
満艦飾家のお母さんに、泣きついている。
おいまて、動いてるの丸見えじゃん。
物理的に他人と、生き物として接触できたんだ? 

伏線は回収する。成長は描く。でも今までのルールは、しれっとぶっ壊す。
どんどんぶっ壊すことで、自由に生きようとする思いが強調されます。
だいぶ狂ってはいるけどね。そこが愛しい。

●ヌーディスト乃音ちゃんかわいい
今週の見所をチェック!

四天王、ヌーディストビーチ入り
四天王がヌーディストビーチの衣装を着るという、思わぬ展開になりました。
仲間になるとは誰もが予想していたとは思いますが、そっちかー。
いやー、乃音ちゃんの衣装すばらしい。もっと映してください。
犬牟田の衣装はエリは裸でもやっぱりあるんだと嬉しくなりました。

重要なのは、乃音があのハレンチな衣装で、一切恥じらいがないことです。
本来の「ヌーディストビーチ」は、恥じらいなく裸になり、人間らしさを取り戻す場所。
ならば一切恥じらいを捨てて戦う彼らの組織名が「ヌーディストビーチ」なのは正しい。四天王も恥を捨てた。捨てることで得るものがある。
猿投山がすっぽんぽんにされるのは、もうお約束ですね。

揃は服を着ている
ヌーディストビーチに入った、四天王+伊織ら面々は、郷に入れば郷に従えでした。
ところが皐月様の執事の揃は、服を着たままです。
これ、伏線なんでしょうか。彼のポリシーなのでしょうか。

流子と皐月様
皐月様と流子が姉妹というのは今回で確定。
纏博士は、皐月様の父親が姿を変えたものでした。形状変わりすぎです。
ホッとしたのは、纏博士はちゃんと流子の父親だったんだ、ということ。
それにしても、なぜ羅暁は皐月様の尻をペチペチするのかよくわかりません。伏線だったりする?

人間だってやるんだ!……?
犬牟田くんと伊織くんの解説により、蟇郡が急急救命吸引具でマコを救出するシーン、熱かった。
人間は負けない、まだまだ生きていける!
と、思った瞬間に流子が覚醒してCOVERSを壊しまくり。
生命戦維融合体>人間。見せつけられました。
ここからなんとか、流子含む人間は「まだまだ捨てたもんじゃない」というのを見せて欲しい。

さらっと犬くんと伊織がヌーディストビーチの情報作戦統轄の位置に立ったのは、実はすごい。脳筋な彼らには必要な逸材だったとはいえ、大抜擢です。
にしても、鮮血ちゃんかわいそうすぎです。流子が思春期なのはよくわかるけど。
はやく彼を救ってあげて!

(たまごまご)