ツイッターのDMが全フォロワーから受信可能に
ツイッターのDMはこれまで相互フォローしているユーザーに限定されていたが、一部のユーザーに限り、全てのフォロワーから受け取れるようになったようだ。スパムは大丈夫なのだろうか。
ツイッターがDM(ダイレクトメッセージ)の排他性を少し緩和した。より容易に使えるよう、だがスパム広告の潜在的な手段ともなりえるように、仕様を変更したようだ。
ツイッターの設定ページに新しいオプションが追加され、自分をフォローしている誰からでもDM(メールのようなプライベート・メッセージ)を受け取れるようになった(現在は一部のユーザーのみ利用可能)。これまでダイレクトメッセージは、自分もフォローバックしているフォロワーからしか受け取ることができなかったのだ。
ユーザーのタイムライン上に表示されて世間に公開されるツイッターの返信(@replies)と異なり、DMはインスタント・メッセージのような、ツイッター・ユーザー間の個人的なやり取りである。ただし、その利用方法を正確に分かっていなければ、大きな後悔をもってこれを学んだ元下院議員アンソニー・ウェイナーのように、危険に満ちたものになるかもしれないが。
なぜツイッターがDMの緩和を決定したのか明らかではないが、おそらくブランドや企業に対し、消費者へのよりよいアクセスを与えるよう意図されたものだろうとThe Vergeは述べている。ツイッターは2011年に、ブランドや有名人が自分のフォロワー達をフォローバックすることなく、彼らからダイレクトメッセージを受け取ることができるよう、公式と確認されたアカウントに限定した形でこの機能を公開していた。
今回はこのオープン・アクセスなDMがより多くのアカウントに公開されるようだが、ユーザーがいつ頃利用可能になるのか、またツイッターがこれを全ユーザーに公開することを計画しているかどうか、については正確に分かっていない。ツイッターのスポークスマンは、この状況に関する公式な発表を拒否している。
最近ツイッターは主要なメディア各社と提携して広告に関するパートナーシップを拡張し、ユーザーがツイートからテレビにアクセスしてコントロールすることを実現したばかりである。ダイレクトメッセージの機能は、企業に対しては潜在的な消費者をターゲットにするチャンスを増やし、ユーザにはブランドと直接対話する機会を与えることになるだろう。
Selena Larson
[原文]