菅直人元首相、今月中旬に台湾訪問  脱原発イベントで講演

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(台北 5日 中央社)民主党の菅直人元首相(=写真)が今月12日から訪台する見込みとなった。14日に台湾で実施される脱原発イベントに参加し講演を行う予定。

台湾の脱原発団体「地震国告別核電・日台研究会」などの発表によると、菅元首相は12日に来台しカク龍斌・台北市長と会談。13日に台北地域の水がめである翡翠ダムと第1原子力発電所(いずれも新北市)を視察した後、朱立倫・新北市長を訪問、夜は反原発集会に参加、14日には現地団体が主催する講演イベントに参加し、15日帰国する。(カク=赤におおざと)

14日のイベントについて主催者側は、日本と同様地震国の台湾で、原発事故の現状を理解し原発とどのように向き合うかを考える講演会としており、菅元首相はこの中で2011年に発生した東日本大震災による福島第1原発事故の一連の状況を振り返るとしている。このほか、脱原発弁護士として知られる河合弘之氏も「原発と人権」というテーマで講演を行う。また、今回の講演者に対する報酬は発生しないという・

(編集:齊藤啓介)