フィルムへのこだわりを見せたJ・J・エイブラムス
 - Steven Lawton / FilmMagic / Getty Images

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 映画『スター・トレック』シリーズでおなじみのJ・J・エイブラムス監督が手掛ける新作『スター・ウォーズ:エピソードVII(原題) / Star Wars: Episode VII』が、デジタルではなく、フィルムで撮影される可能性があることがスター・ウォーズのファンサイト、The Boba Fett Fan Clubで報じられた。


 これは、『スター・トレック』シリーズでJ・J・エイブラムス監督とタッグを組んだ撮影監督ダニエル・ミンデルが、ロサンゼルスで行われたアメリカン・ソサエティ・シネマフォトグラファーのイベントで答えたもの。彼は正式に『スター・ウォーズ:エピソードVII(原題)』でエイブラムス監督とタッグを組むことを認め、エイブラムス監督は35ミリフィルムでの撮影を望んでいることと、フィルムはコダック5219の使用を考えていることを明かした。


 コダック5219は、コダック VISION3 500T カラーネガティブ・フィルム5219/7219のことで、編集段階の作業でCGなどのデジタル加工がしやすく、露光条件の悪い環境下でも対応できるフィルムだ。


 エイブラムス監督は、今年の6月に行われたPGA(全米プロデューサー組合)のイベントでも、「僕はこれまでデジタルで撮影をしたことがない。僕にはフィルムが最も心地良いんだ」と語っていたため、フィルムへのこだわりがあるようだ。


 もっとも、ルーカスフィルムより正式な発表があったわけではないが、もしフィルムで撮影するのであれば、1970年代の作品に回帰しようとする意図があるのかもしれない。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)