中国共産党中央紀律委員会は8日までに、国家発展改革委員会(発改委)の劉鉄男副主任を、「違法な所得を得た」などの理由で党籍剥奪(はくだつ)と公職追放の処分を決めた。劉副主任は国家エネルギー資源局の局長を務めた経験もある。発改委は日本の「省」と同格の政府組織で、副主任は「副大臣」に相当する。劉前副主任は江沢民元国家主席の腹心とされる。中国新聞社などが報じた。(写真は「CNSPHOTO」提供、資料)

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 中国共産党中央紀律委員会は8日までに、国家発展改革委員会(発改委)の劉鉄男副主任を、「違法な所得を得た」などの理由で党籍剥奪(はくだつ)と公職追放の処分を決めた。劉副主任は国家エネルギー資源局の局長を務めた経験もある。発改委は日本の「省」と同格の政府組織で、副主任は「副大臣」に相当する。劉前副主任は江沢民元国家主席の腹心とされる。中国新聞社などが報じた。(写真は「CNSPHOTO」提供、資料)

 劉副主任には「職権を利用して他人のために利益を謀(はか)り、本人と家族が巨額の金品を受け取った」、「規則に違反し、親族が経済活動を行い利益を得た」、「謝礼として金品を受け取った」、「道徳的に堕落した」などの疑いがもたれているという。「道徳的堕落」は通常、いわゆる「愛人問題」を指す。

 劉副主任の問題は2012年12月に、雑誌「財経」の副編集長で、ジャーナリストの羅昌平氏が実名で公開しているブログで、劉副主任について「学歴偽造」、「巨額のローン詐欺をした」、「元愛人と利害問題で対立し『殺す』と脅した」などの疑いがあるとの文章を発表したことで表面化した。中国共産党は5月にはすでに、劉副主任の本格的な取り調べを進めていたとされる。

 劉副主任は1954年、北京市で生まれた。大学院に進み経済学修士と工学博士号を“取得”したとされる。卒業後は中国中央政府で、マクロ経済コントロール関係の仕事に従事した。1996−99年は駐日本大使館で、経済担当の参事官を務めた。2003年に政府の機構改革で発改委が発足すると、工業局局長などを務めた。08年には同委員会副主任に昇進。11年1月からは国家エネルギー局局長も兼務した。

 劉副主任は日本の名古屋市立大学で修士号を取得したと表明していたが、公式の経歴には同学位の記載がない。(編集担当:如月隼人)