テキスト系妄想メディア「ワラパッパ (WARAPAPPA )」より

ダーリンハニー吉川コラム「1番ショートが夢だった」その51

旅の写真を整理していると、たまに「?」というものが出てくる。
一言でいうと「はしゃいでいる」。あんまり直視はしたくない。

でも同時に僕は「うんうん」と頷く。「旅はいいよなー」「うんうん」。志村けんさんのコントに出てくる独り言おじさんのように、「うんうん」「やっちゃうよね」と今度は自分にオーケーを出す。

「旅の恥は掻き捨てだもん」「うんうん」「いいことわざですよ」「うんうん」

一応意味を調べたら…

【旅の恥は掻き捨て】
旅先には知人もいないし、長くとどまるわけでもないので、普段ならしないような恥ずかしい言動も平気でやってしまうものだということ。

わかる。
本当によくわかる。


顔出しパネルは絶対


丼の具材にもなる


秋田にて

こんな写真が山ほどある。

でも旅の醍醐味はやはり「掻き捨て」にあると思う。日常はあくまで日常的で、普通の毎日がどしどし終わっていく。そんな中でたまに旅に出てトリガーを外し、掻き捨ることによって非日常が生まれる。どこかへ行って変な自分が出ることこそが、旅の魅力なのだ!

と精一杯の理屈で自分を肯定したところで、今回は掻け捨てている写真を何枚かさらけ出して、データを消したいと思います。





普段はしないポーズ

ここは愛媛県の梅津寺駅。東京ラブストーリーの最終回で赤名リカが柵にハンカチを結ぶシーンで有名な駅である。びっくりすることに今でも柵にハンカチを結びに来る人がいるという。とてもロマンティックな駅だ。そこで出たこのポーズだが、自分でも何のポーズかわからない。恋人っぽい動きなのだろうか。見返したら…


ここでは全部このポーズ

表現の下手さここに極まれりだが、これも掻き捨て掻き捨て。
それにしても海が似合わない。

続いて


妖怪駅長に


三角屋根のポーズ

これも同じ四国でのショットだ。大歩危駅&大杉駅である。妖怪駅長はまだいいとしても、△ポーズはいただけない。なにより安直である。

写真を見返すとどうも四国でかなり掻き捨てている。
僕にとって開放感のある土地なのかもしれない。


九州は飫肥(おび)駅にて

海幸山幸という観光列車を前にしての掻き捨てショットだ。この駅では「泰平踊り」の実演が見られ、記念写真を撮ることができる。サービス満点の列車に揺られて、興奮してしまいこの感じだ。


6000系のモーター音に酔いしれる

青森県の弘南鉄道にいる元東急の6000系。この車輌はサイレンみたいな音がして、小さい頃から聴いていたのでおもわずやってしまった。有志の方々との貸切だったので、気兼ねなく掻き捨てられたが、やったのは私だけだったように思う。はっぴまで着ている。わっしょいわっしょいだ。




これからも旅に出たら掻き捨てていこう。
そして後から見返して苦笑しよう。

こんなことをお爺ちゃんになるまで繰り返していたいと切に願っております。



この記事の元ブログ: 旅の恥は掻き捨て集