豪華キャスト出演の下衆映画『ムービー43』が日本上陸!

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 ハリウッドのトップスターたちが出演していながら、あまりに下品、下劣、下衆だったために酷評された映画『ムービー43』が、8月10日より日本で公開されることが決まった。大物批評家ロジャー・エバートに「観たことを記憶から消したくなるほどの映画」と言わしめ、映画批評サイト「ロッテン・トマト」ではわずか4パーセントという絶望的な支持率を記録したある意味話題作だ。

 本作は、『メリーに首ったけ』のピーター・ファレリーが立ち上げた企画。製作資金を提供するはずだったスタジオが非常識すぎる内容におじけづいて撤退するなど迷走を重ねながら、構想&撮影に6年もの歳月を費やして完成に至った。ファレリーに加え、『ラッシュアワー』のブレット・ラトナー、『スーパー!』のジェームズ・ガンら総勢10名の監督がメガホンを取り、支離滅裂なオムニバスのようでありながら、全編を通して観ると「非常識でクレイジー」というポリシーを徹底追求した1本の長編コメディーに仕上がった。

 特筆すべきは豪華出演者で、ヒュー・ジャックマンケイト・ウィンスレットナオミ・ワッツ、エマ・ストーン、ハル・ベリー、リチャード・ギア、ジェラルド・バトラー、ユマ・サーマン、クロエ・グレース・モレッツなど第一線で活躍するハリウッド俳優がずらり。そんな彼らがあらゆる観客をぽかんとあきれ果てさせ、絶句させ、目を疑わずにいられない異色キャラクターとなってうようよと登場するだけでも一見の価値ありと言えそうだ。

 また、今回映画のタイトルにちなみ、全世界映画興行史上初となる1組43名団体無料キャンペーンの実施も決定。公開1週目のみ、連日先着1組43名でのグループ来場者は全員無料で『ムービー43』を鑑賞できるという前代未聞の試みだ(劇場によって異なるため、要問い合わせ)。ドン引きさせたい42人の友達を連れて、劇場に足を運んでみてはいかがだろうか?(編集部・市川遥)

映画『ムービー43』は8月10日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて全国公開