400-PRJ018


スマートフォンやタブレット端末の中に入っている画像やデータを共有したいというシチュエーションは、プライベートでもビジネスでも意外に多くなってきました。そんなときに持っていると便利なのがモバイルプロジェクターです。どれを買えばいいのかわからない! という人のためにも家電チャンネル編集長が最新のものから気になるものまで実際に使ってみました。

■ケーブルをつなぐだけで投影できる便利なヤツ
今回、使ってみたのはサンワサプライから発売されている「モバイルプロジェクター 400-PRJ018」。手のひらサイズのモバイルプロジェクターで、バッテリーとMHLアダプターを内蔵しているので、スマートフォンとプロジェクターをケーブルでつなぐだけで投影できる。

■コンパクトなサイズで持ち運びも楽々


実際に手に持ってみると、99x99x20.5mmとコンパクトなサイズ。まさに手のひらサイズ。3800mAhバッテリー内蔵だから、緊急時でも安心。1.5時間連続投影が可能なので、ビジネスシーンでも余裕で使えるだろう。もちろんPCなどでもつないで利用できるので、取引先などで提案をするプランナーや営業マンは、鞄にひそませておくと役立つかもしれない。




重さは約230gと比較的軽い。ACアダプターを持ち歩けば、電源のあるところ、どこでもプレゼンテーションが可能だ。投影モードにも、コントラストが高く、文字やグラフの投影に向いたプレゼンテーションモードと、写真や動画の投影に向いたスタンダードモードがあり、本体側面のモードボタンで切り替えできる。

■簡単接続でストレスなく使用できる


さっそく手持ちのiPhone5で使用してみた。ほかのスマートフォンでは付属のMHLケーブルで直接つなぐことができる。が、iPhoneやiPadでは別売りのApple Digital AVアダプタが必要だ。iPhone5ユーザーなら、Lightning-Digital AVアダプタ(4400円)を買おう。



ケーブルの準備ができるとさっそくプロジェクターを起動。起動時間も短くストレスはない。すぐに画面が映し出されるので、フォーカスつまみをまわし、ピントを合わせる。85ルーメンと明るいので、真っ暗にしなくても映像は十分見えるものになっている。スクリーンサイズは最大で60インチ。大勢で見るのも、少人数で大画面を楽しむのにも向くだろう。

■音声や画質のチョイスなどうれしい機能
最近、スマートフォンやタブレット端末で動画を見る機会も増えてきた。本プロジェクターは、スピーカーが内蔵されているので、音も楽しめる。実際、仕事でも映像を見せて先方に説明をする機械も増えてきた。スピーカー内蔵で、すぐ多くの人に映像を確かめてもらうには、ちょうどいい。

プライベートでも楽しみたければ、イヤホン出力も可能なので、イヤホンやヘッドホン、スピーカーにつないで楽しむことも。

ちなみにプライベートでは、huluを映し出してみたが、問題なく楽しめた。

モバイルプロジェクターらしい機能としては、本体を予備バッテリー代わりに使えたりすることだろう。カラーバリエーションは白と黒の2色で、三脚もついてくる。

■編集長ボイス


iPhone5からDropboxにある資料をGoodReaderで表示させたりすれば、気軽にどこでもプレゼンテーションができるのはうれしい。コンパクトなサイズながら、スピーカーも内蔵しているので、動画を見せたりすることもできる。もっと遊んでみようと、iPhone5のアクションゲームをしようとしたら、コントローラーの画面表示をみながら操作していたので、うまく遊べなかった。ゲームするなら、操作性の簡単なものが相性がいいのかもしれない。


■仕様
サイズ:99x99x20.5mm
重量:230g
光学エンジン:DLP
解像度:854x480
アスペクト比:16:9
スピーカー:内臓
明るさ:最大85ANSIルーメン
コントラスト:1000:1
投射距離:0.2〜3m
付属品:ACアダプタ、キャリングポーチ、HDMIケーブル、HDMI-MHLケーブル、三脚、取扱説明書

サンワサプライHP