海上輸送企業の国際競争力の強化、海上輸送企業の長期的な発展の促進を目的とする「海運発展戦略」は現在、中国政府の関係部門によって検討されていることが先般、明らかになった。28日付中国証券報が伝えた。

 「海運発展戦略」では、海上輸送企業の今後の発展の方向と目標に関する指針が提起され、海上輸送企業の税収を国際水準に合わせることや海上輸送業の発展を支援する特別基金の設立などの政策・措置も盛り込まれると見られる。

 中国交通運輸部の徐租遠副部長は3月に開催された両会(全国人民代表大会と全国政治協商会議)期間中に、「海上輸送業は国家安全と国民経済を支える支柱産業であり、政府が海上輸送業の発展促進に向けた政策を打ち出し、海上輸送業の発展を国家戦略に引き上げ、中国が「海運大国」から「海運強国」に転換させるよう国務院に提言する」と述べていた。(編集担当:陳建民)