ダンキンドーナツ、来月台湾撤退か  代理店は否定

写真拡大

(台北 21日 中央社)台湾では不況で菓子や嗜好品などの買い控えが見られる中、米系ファーストフードチェーン、ダンキンドーナツの売り上げが落ち込んでおり、来月に台湾から撤退すると伝えられている。

リンゴ(蘋果)日報などによると、ダンキンドーナツは2007年台湾に進出、一時30店舗を展開するまでに成長したが、不景気のあおりを受け事業規模を縮小、今年も6月に高雄で4店舗を閉鎖、現在19店舗を残すのみとなっているが、今回ついに台湾での経営にピリオドを打つことになったという。

同チェーンの今年下半期の売り上げは去年同期より2割落ちており、1店舗1日あたり600個余り。このため、台湾で同チェーンの店舗展開を行っている三商行では業績状況や契約更新状態について検討、店舗の順次閉鎖を決めたという。また現在働いている約200名の職員については、グループ傘下の他の飲食店への転出、もしくは早期退職を支援するという。

これについて、三商行では“撤退”ではなく定期調整であるとして報道を否定している。

一方、ダンキンドーナツの最大のライバル、ミスタードーナツは現在台湾で54店舗を展開しているが、不景気の陰は特に見えず、来年も新店舗開設の計画があるほどだ。

日系チェーンのミスタードーナツの店舗展開を2004年から行ってきた統一グループでは、アメリカ生まれのダンキンドーナツがやや甘めなのに対し、ミスタードーナツの味はアジア人向けで、台湾の消費者に受け入れられやすいとみている。