17日の安倍晋三自民党総裁の靖国参拝を受け、中国新聞社はこのほど、アジアでメディアの批判が集まっていると報じた。

 主にアジア地区の中華系メディアの論説を引用した。シンガポール最大の中国語新聞「聯合早報」による、参拝の狙いを「衆議院選挙に向けて保守勢力に媚を売ること」との見方を紹介。

 「安倍の『戦犯詣で』は日本が未だ正確に歴史を理解していないことの反映」(香港「文匯報」)、「次期首相の最有力候補と目される安倍総裁の靖国参拝は、間違いなく未来の日中関係に負の影響を与える」(日本「新華僑報」)などの論調を伝えた。

 中国新聞社は「舞台上では民主党が中国の強烈な反対を省みず『島購入』、舞台下では自民党新総裁が靖国神社に参拝」と、日本では与野党ともに中国と対立する方針を示しているとの見方を示した。(編集担当:橘夢人)