セイン・カミュも爆笑!! やっちまった「恥英語」




ご飯は英語で「Rice」。でも、正しく発音しないと、「ご飯ください」は「ライス・プリーズ=Lice please(シラミをください)」になってしまいます。今回はそんな「恥英語」について、「さんまのからくりTV」の「ファニエスト・イングリッシュ」で人気を博し、現在もタレントとして活躍中のセイン・カミュさんと、語り合ってきました!



■一字間違えただけでアチャー!編



──まずは、福岡県・Hさんの「恥英語」です。



「カナダへ旅行に行ったとき、ハンバーガー屋さんでポテトを注文しようと、覚えたての英語でこう言いました。



『ワン・フレンチ・フライ、プリーズ!(フランスのハエをください!)』



店員さんの異常な笑顔の理由は、後で知りました……」



セインさん「正しくは『French Fries』だね! 僕もチャーハン(Fried Rice)を『FLY LICE(飛ぶシラミ)』って言っているのを聞いたことがあるよ(笑)」



──次もハンバーガー屋さんでの話です。福岡県のRさんから。



「社員旅行先のハワイで、みんなでハンバーガー屋に寄ったときのこと。ある同僚が、店員に何かを懸命に訴えているのだが、店員は首をかしげるばかり。



近寄ると、彼はこう言っていた。



『バコーン! バコーン! ベァコーン! ブァコーン! ウ゛ェコーン……』



ベーコン入りのハンバーガーを注文したかったらしいが、『bacon』の発音がわからなかったらしい……』



セインさん「メニューを指させばいいのに(爆笑)」



──ですよね(笑)。では次に、埼玉県・Yさんのお話です。



「取引先のアメリカ人が、会議室に来たときのこと。自称『英語は得意』な上司が、そのアメリカ人に



『シット・ダウン・ヒヤ、プリーズ(SHIT down here, please=どうぞここでウ○コしてください)』と、にこやかにソファをすすめていた」



セインさん「確かに『シ』と『スィ』が使い分けられない人は多いね〜(笑)。『coffee』も『コーヒー』って言うし」



──私の叔母は『コーシー』って言いますが、何か?(笑)



■言いたいことはわかります編



──続いて、富山県のAさんの失敗談。



「ホームステイ先の娘さんが誕生日だったので、その家のママにケーキを買ってくるよう頼まれました。



一切れずつのタイプを買うか、ホールで買うのか迷った私は、



『PEACE OR WHORE?(平和ですか?売春婦ですか?)』



と聞いてしまい……。



当時、私の英語力はこのレベルだったんです……』



セインさん「某タレントさんが飛行機に乗ったとき、添乗員さんが機内食について『Beef or chicken?(牛肉にしますか? 鶏肉にしますか?)』と聞いたら、『I AM CHICKEN!(俺は臆病者だ!)』って答えたという話を思い出したよ(笑)」



──直訳しちゃったんですね(笑)。



セインさん「これも同じ人の話だけど、ホテルのコンシェルジュにタクシーを呼んでもらおうと思って、こう言ったんだって。



『CALL ME TAXI!』



つまり、『俺をタクシーと呼んでくれ!』」



──いいですね〜ミスター・タクシー(笑)。では最後に、Nさんのお話。



「職場に、外国人から電話がかかってきたのを、隣のKくんが出た。英語が超苦手なKくん。しばらく黙りこくったあと、



『WAIT! PLEASE!』



と言って勢いよく保留ボタンを押し、英語が話せる先輩を探しに行った」



セインさん「アハハハハ! 正しくは『Hold on, please』だけど、英語としてはそんなに間違ってないよ。相手は電話の向こうで固まっていたかもしれないけどね(爆笑)」



■セイン・カミュから皆さんへ



──では、英語が苦手な皆さんに一言!



セインさん「笑える英語の間違いを紹介したけど、失敗を恐れちゃ絶対ダメね!



もし間違えても、そのときの状況や前後の会話から、大体ちゃんと伝わるものです。正しくしゃべろうとあれこれ考えていると、相手は退屈しちゃう。



言葉が出てこなければ、ジェスチャーや絵を描けばいいじゃない?



大切なのは、言語力ではなく『伝えよう』とする積極的な気持ちなんです!」



もし外国人が、日本語の単語を並べながら一生懸命に話しかけてきたら、こちらも一生懸命に耳を傾けますよね。「あれでOK!」とセインさん。



なお、11月22日14:00〜14:20に放映予定の「NHK高校講座」では、セインさんがゲスト出演し、アメリカ合衆国の発展についてお話しするそうです。アメリカの歴史を学んだら、英語がもっと身近になるかもしれませんね!







セイン・カミュ



「さんまのからくりTV」の「ファニエスト・イングリッシュ」で一躍脚光を浴び、「ぐるぐるナインティナイン」「すくすく子育て」など出演多数。著書に「セイン・カミュのなぜ英語が苦手なの?」(日本文芸社)「セイン・カミュとまゆげ犬のペラペラ英会話」(廣済堂出版)など。



(OFFICE-SANGA 百田カンナ)