「ギャルママ」モデルの益若つばささん(26)がブログに自分のネイル写真を掲載したところ、ネットで「そんな爪で家事ができるのか」といった声が挙がり、議論が起きている。今のネイルは昔より丈夫だというが、実際どうなのか。

「つーちゃん」こと益若つばささんは、10代でファッション誌「Popteen」(角川春樹事務所)のモデルとなり、同世代のギャル達から絶大な支持を獲得。2007年に結婚し、翌08年に男児を出産。現在は「ギャルママ」のカリスマ的存在となっている。

カラフルな爪にバラのデコレーション

そんな中、2012年7月23日に益若さんがブログに投稿した何気ない記事が注目を集めることとなった。この日、ネイルサロンでネイルをしてもらったといい、「今回のテーマは洋服と一緒で大人スウィートなイメージ」と指先の写真を掲載した。

各指の爪がピンクや水色に彩られ、バラなどをモチーフにしたデコレーションも施されている。可愛いながらも落ち着いた大人っぽさを感じさせるデザインだ。爪の長さは指先から5ミリほどだろうか。

しかし、ツイッターでは「そんな爪で家事ができるのか」といった声が挙がった。これに対し、益若さんは「ネイルこだわってる=家事してないって考えは古いと思うよ 今のサロンでやるネイルアートは可愛くて丈夫よ」と回答。

「爪の凹凸に汚れが溜まって不衛生なのでは?」という意見には「そういう考えの方はしなければいいと思うし、周りに押し付けるものではないと思うよ」と返した。

このやりとりが話題になり、2ちゃんねるやツイッターで「ネイルをしながら家事はできるのか」論争が起きている。

「コーティングしてあるので家事をしてもパーツは取れません」

ネイルに批判的なものが結構多く、「確かに邪魔でやりにくいと思う」というもののほか、「その爪で研いだご飯とか絶対食べたくない」「キラキラご飯とか炊けそうだな」というものもある。

一方で、益若さんが通っているネイルサロンのネイリストはツイッターで、「すっっごくコーティングに力いれてるので 家事してもパーツ取れません」と説明。できる限り凹凸に汚れが溜まらないようしているという。

ネット上の書き込みでも「ネイル=爪長いではないしジェルネイルは単なる樹脂コーティングだから気にせず家事できると思う」「むしろ自爪が強化されるから、多少長くても素のツメより割れたりしない分使いやすかったりする」といったものがあった。ネイルサロンに頻繁に通う人は、普通の人より爪を清潔に保とうとする、という説もある。

「十数年前と比べるととても丈夫。1か月ぐらい持つことも」

ギャルのためのエンタメサイト、GRP(ギャル・リサーチ・プレス)編集長のまぁ〜ささんも「今はちゃんとしたネイルサロンが普及しているので、自分で接着剤を使ってやっていた十数年前と比べるととても丈夫。1か月ぐらい持つこともあります。つーちゃんがしているバラのデコレーションも全然外れないと思いますよ」と語る。

また、現役のギャルの中には、爪の長さ4〜5センチ、デコレーションも山の様に施すギャルもいるが、益若さんのネイルは長さも装飾もかなり控えめだという。

「これぐらいのネイルだったら家事は普通にできます。ギャルの多くはママになると、家事のためにネイルを短くしてデコり具合も抑えます。家事をして、自分のオシャレも忘れないのがギャルママ。昔は髪の毛を茶色にしただけで悪い子と言われましたけど、見た目で決めつけないであげて」

と話している。