2月26日のUFC JAPANでスティーブ・キャントウェルを破り、嬉しいオクタゴン初勝利を挙げた福田力。続く一戦は、ボクシングに長けたコスタ・フィリッポウだ

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21日(水・現地時間)、Zuffaより7月7日(土・同)のUFC148=MGMグランドガーテン・アリーナ大会において、デミアン・マイアのウェルター級転向初戦、そして福田力の試合が組まれることが発表された。

UFC JAPANで嬉しいUFC初勝利を挙げた福田力の相手は、強烈なパンチの持ち主コスタ・フィリッポウ。セラ・ランゴMMA所属で、そのボクシング能力はUFC随一といっても過言でない。

テイクダウンを切ることにも長けており、昨年3月のオクタゴン・デビュー戦のキャッチウェイト195ポンド戦では判定負けを喫しているが、その後は3連勝と波に乗っている。

MMAボクシングを使わせれば、天下一品のフィリッポウに対し、福田は打撃戦のなかからテイクダウンにつなげる展開を大切したい。そのためにもフィリッポウのアッパーは、しっかりと察知したいこところだ。

また、ミドル級王座挑戦経験もあるマイアだが、このところはマーク・ムニョス、クリス・ウェイドマンというレスラーに連敗を喫しており、ウェルター級転向を決意した。対戦相手は韓国のキム・ドンヒョン。

ケージ際の攻防で、バックを許さず投げから強烈なパウンドを落とすことができるドンヒョンに対し、柔術セレブ=マイアが如何なくガードワークの妙技を披露することができるか。

最近のように打ち合いに終始する展開では、マイアはいくら階級を落としても不利は否めなくなる。打撃でバランスを崩し、組むタイミングを逸するのではなく、組みつくための打撃という展開を思い出す必要がある。
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