電子書籍市場をこっそり支えるのは女の子のエッチな願望?【話題】
同人誌市場の大きさや、書店へのアクセスに恵まれている日本は、電子書籍にとってまだまだ未開発マーケット。そんななか、電子書籍のメリットを最大限に生かし使いこなしているユーザーも多い。その使い方の実態は…?株式会社ネットエイジアが、ネット上の共通ポイントサービス「ネットマイル」の会員600人および中国人のパネル450人に、電子書籍の利用状況や期待感についてアンケートを実施した。その結果は、日本で電子書籍を「利用している」という人は9.8%、「利用していないが、今後は利用したいと思う」が32.5%、「今後も利用したいと思わない」が57.7%だった。
一方アメリカではIT技術専門のジャーナリストJohn Paczkowskiが「Amazon が2012年にはKindle Fire 1200万台を売り、タブレット市場の15%を確保するだろう」と予測する。端末本体の価格を抑え、オンライン書店として自社が保有する膨大なコンテンツで利益をあげるビジネスモデルに、他の端末メーカーが対抗するのは容易ではない。7割のシェアを誇るiPhone・iPad勢追撃の最有力候補なのだ。
さて、肝心のコンテンツだが、女性に人気の性的描写が激しいTL(ティーンズラブ)や 、男性同士の性的描写まで盛り込まれたBL(ボーイズラブ)などのエッチなコミックが、電子書籍全体の売り上げの約80%を占めているという衝撃のレポートが登場。恥ずかしい本を買いに行く、処分をする、というハードルを一気に取り除いてくれる画期的なメディアなのだ。
DSなどのポータブルゲーム機の3D技術が今後どんどん進化していく中、スマホやタブレット経由のセクシーなコンテンツも侮れないリアルさを増していくことだろう。リビングにありながら、3D対応メガネの台数で一緒に楽しめる人数が制限される3D対応テレビよりも、個人のプライバシー(特に家族と同居の場合)が確保された3D環境に対する需要のポテンシャルははるかに高い。景気の波に左右されにくい上に、新技術を幅広いユーザーに普及させてくれるエロスの牽引力は要注目!なのだ。
エロ本8割の電子書籍市場を女性が担っているという事実
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(MIYUKI KOMATSU)
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