2011年FIFA女子ワールドカップは6月26日からドイツで開幕した。北朝鮮代表は、28日に行われた1次リーグC組第1戦で米国に0対2で完敗した。試合後のインタビューで、北朝鮮のキム・グァンミン監督は「大会を控えた国内での練習中に5人の選手が雷に打たれ、病院に入院したことがある」と明かした。AFP通信が29日に報じた。

 複数の韓国メディアもこれに注目し、北朝鮮女子サッカー選手の「意志の強さ」を相次いで伝えた。北朝鮮のキム監督によれば、今月の8日に平壌で行われた練習中に5人の選手が落雷によって負傷。一部の選手は入院したが、後から代表団に合流したという。

 キム監督はインタビューで、これら選手が担当の医師から「試合でプレーできるほど完全に回復していない」と言われたが、「選手たちの意志が強かったため、今日の試合に出場した」と述べた。

 一方、キム監督は落雷で負傷した選手らの名前については公開しなかったが、ゴールキーパーがもっともひどいケガを受けており、他の負傷選手はDFとMFだと明かしたという。米国との第1戦には5人の負傷選手中、3人が出場したことが分かった。(編集担当:永井武)



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