中国との緊張が高まっているベトナムでは、現地市民が中国産農作物の購入を拒んでおり、輸入量が大幅に減少しているという。新民網が伝えた。

 これはベトナムの『サイゴン解放日報』が13日に報じたもので、ホーチミン市の市場に夜間輸入される中国産農作物が、2005年の約200トンから今年5月30日には50トン程度まで落ち込んだという。一時期30%にまで達した中国産果物の国内シェアは現在では10%以下に留まっているほか、今年第1四半期に中国から輸入された野菜は前年同期比マイナス18.3%、3月分だけでは同マイナス26.57%という状況だ。

 中国産農作物の輸入が激減した主な原因は「現地の業者が中国産食品の品質を信頼しなくなったから」であると伝えた。業者の間では「生育段階で化学薬品が噴射され有毒」「一見きれいだが、熟すと変色」「食感や味もいまいち」と酷評を受けているようだ。また、中国の食品価格上昇も輸入が減った原因の1つであるとした。

 同市の市場関係者は、「中高所得者はアメリカやオーストラリア産の果物を選ぶ。低所得者は現地産のものを選ぶ」と説明。「なぜなら、どちらも中国産より安全だからだ」と理由を語った。(編集担当:柳川俊之)



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