『大学図鑑!』の監修者が語る 正しい「受験生の親」入門講座【前編】
大学受験というのは親子共に大きな試練。しかし味方であるはずの親の発言や行動が、本人のやる気をそいだり、成長のチャンスを台無しにしてしまうことも。
「受験生の親」としての気構えや、受験生の主張に対して、どのように対処すればよいのか。毎年発行している『大学図鑑』が今年で13年目へ突入した監修担当のオバタカズユキ氏が明かす、親が陥りやすい7つのワナとは一体……!?
ワナその1 大学や就職に関して、昔のイメージに縛られてしまう
実際、過去のイメージで
「あの大学は企業評価が低いから就職が厳しいぞ」などと訳知り顔でアドバイスしたり、卒業後の話になって
「やっぱり銀行員がいいわよ。ほら、親戚の○○君なんて……」なんてことを無邪気に言ったりして、子供を脱力させている例はあとをたちません。
「こうしろ」「ああしろ」と的外れな助言をするだけでなく、せっかく合格した大学に対して
「昔は、あんな学校は……」といった見方しかしてあげられないのも、罪の深さは同じです。
勇気を出して「自分のイメージは古い」と謙虚に認めたうえで、信頼できそうな情報を仕入れながら軌道修正していきましょう。少なくとも、昔のイメージにこだわりたがるのは、親の身勝手な行為ということは自覚しておきたいものです。
ワナその2 親自身が情報に振り回されて子供を混乱させてしまう
自分のイメージは古いと認めたまではよかったけれど、かといって、あふれている情報に親自身が振り回されてしまっては元も子もありません。週刊誌の記事や大学の宣伝文句、あげくの果てはネットの噂話を仕入れては、子供の前で、
「最近、○○大学の評価は凋落しているらしいぞ」
「あの大学にできた○○学部は、評判がよさそうよ」
などと右往左往してしまうという迷惑なワナに陥るパターンもあるようです。
週刊誌などマスコミの情報には、目新しい動きをクローズアップしたり、有名校や権威を叩いたりなどという「演出」が付きもの。ネットに至っては、悪意に満ちた無責任な意見もたくさん飛び交っています。一方、大学の公式サイトは自画自賛のオンパレードとなりがちです。
気になる情報を目にしたら、信頼できる情報かどうか、そもそも子供に伝える必要があるかどうか、いったん自分の中で留めて検証する我慢強さが必要です。
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