水曜日に行なわれるジョアン・ガンペール杯で、ロナウジーニョがミランの選手としてカンプ・ノウに帰ってくる。2年前、グアルディオラ監督就任後、戦力外とされたロナウジーニョは、別れを告げないままバルセロナを去った。今回のカンプ・ノウの帰還を前にロナウジーニョが、バルサのソシオ、ファン、クラブ関係者、選手、友人らに向けてメッセージを送った。

「みんなも知ってのとおり、たくさん話せるほうじゃないし、サヨナラは苦手。でも、バルサのユニフォームを着た5シーズンをともに過ごした全てに対して感謝するための今回のチャンスを生かしたい。おそらく、プロとしても個人的にも最高の年月だった。一緒にいた時間を本当に楽しんだよ。

サヨナラは苦手だから、旧友たちや知り合いたちとの再会になると思いたい。

カンプ・ノウに戻ることは、僕にとってとても特別なこと。僕の大好きなフットボールスタジアムの一つであり、クレのみんなに楽しんでもらえると思う」。

 バルサの暗黒時代からの脱却の主役の一人であるロナウジーニョは、2003-04シーズンから2007-08シーズンまでの5シーズンでバルサに数々のタイトルをもたらし、スペクタクルなフットボールを披露し、ファンを楽しませてくれた。そんな彼の活躍をクレが忘れることはないはず。サヨナラは苦手だというロナウジーニョをカンプ・ノウは暖かく迎えてくれることだろう。

(スペイン通信)