バルサの今シーズン公式戦初戦となるスペイン・スーパー杯第1レグ、対セビージャ戦。グアルディオラ監督がメンバー構成に悩んでいる。結局、W杯優勝に貢献した8選手は招集外。アジア遠征を行ったメンバー中心でセビージャとの試合を迎えることになった。

 バカンス休暇直後に行われたメキシコ代表との親善マッチに招集されたイニエスタ以外のメンバーは2部練を行うなどコンディション調整に励んでいるが、グアルディオラ監督は、「みんながどういう風に思うかは分からないが、とにかく真剣に取り組んでいきたい。今いる選手達の最高のプレーを引き出せるようにしたい。代表選手よりも今居る選手を信頼している」と語った。

 それでもやはり大事な試合でW杯で活躍した主力選手を起用できないのは痛すぎる。さらにグアルディオラ監督を不安にさせているのが、イブラヒモビッチの動向だ。ビジャの加入で今シーズンはベンチに座る機会も増えそうなイブラ。「今は何も話さない方が良い」とイブラについて多くは語らなかったグアルディオラ監督。マンチェスター・Cが獲得を狙っているとも言われる。

 リーガ開幕まで半月となったが、なかなかメンバーを固めることができないグアルディオラ監督。スペイン・スーパー杯が終われば、ACミランをカンプ・ノウに迎えるジョアン・ガンペール杯を残すのみ。ベストメンバーで臨める試合がほとんどないままシーズン入りになりそうだ。「これが現状」とグアルディオラ監督は認めたが、開幕まで選手のコンディションをどこまで上げられるかが課題になりそうだ。

(スペイン通信)