チェルシーからリカルド・カルバーリョを獲得しディフェンスの強化を完了したR・マドリー。右サイドバックのマイコン獲得は失敗に終わってしまったが、モウリーニョ監督がシーズン開幕前までに望むことはゴールゲッターの獲得だ。

 「10か月間も2人のFW(ベンゼマとイグアイン)だけではやっていけない」と語っていたモウリーニョ監督。しかし、フロレンティーノ・ペレス会長はゴールゲッター獲得に2000万ユーロ以上は費やさないと言われている。

 限られた金額の中でイグアイン、ベンゼマに続く第3のゴールゲッターを狙うR・マドリー。候補に挙げられているのが、まずはバイエルン・ミュンヘンのマリオ・ゴメスだ。南アフリカW杯ではクローゼの控えとなりあまり目立った活躍はできなかったが、モウリーニョ監督はお気に入りの選手のようだ。

 またマルカ紙は、セビージャのルイス・ファビアーノの名前も挙げているが、O・マルセイユとの契約間近という報道もあり、こちらの可能性は低い。そしてもう一人の有力候補はA・ビルバオのフェルナンド・ジョレンテだ。確かにW杯では少ない出場ながらしっかりと役割はこなしたが、A・ビルバオはエースを簡単には放出しないだろう。

 この夏最後の選手獲得。イグアイン、ベンゼマ級とまではいかなくともリーガ、CL、国王杯と長丁場で3大会のタイトルを狙うためにはやはりFWの獲得は必須と言える。

(スペイン通信)