マーケティングリサーチのインテージが、ビジネスパーソンの『外飲み事情“忘年会”』について、同社のモニター800人に聞いたところ、忘年会に積極的な20代と消極的な30代という姿が浮かび上がった。

 今年の忘年会への参加意向を聞いたところ、「参加する、たぶん参加する」と答えた人は、「会社・職場の忘年会」(72.6%)、「友人・知人など会社・職場以外の忘年会」(77.5%)と双方とも高い傾向となった。一方で、「会社・職場の忘年会」に関しては「参加しない」も11.0%存在している。

 「会社・職場の忘年会」について性・年代別でみると、男女とも20代の参加意向が80.0%と高く、女性の30代以上(30〜50代)の参加意向は低い傾向となっている。20代女性は、「友人・知人など会社・職場以外の忘年会」への参加意向もトップ(90.0%)で、積極的だ。

 「会社・職場の忘年会」の必要性については、「必要」(31.5%)と「不要」(32.1%)が同程度となった。性・年代別では、「必要」と思う割合が平均より高いのは20代で男46.0%、女36.0%。「不要」と思う割合が高いのは30代で、男35.0%、女37.0%であった。

 「会社・職場の忘年会」が必要と思う人の理由トップは、「同僚とコミュニケーションが取れるから」が84.9%、次いで「上司とコミュニケーションが取れるから」(72.6%)、「今年一年の区切りとして」(61.1%)となっている。

 「会社・職場の忘年会」が不要と思う人の理由トップは、「気を使うから」が61.9%、次いで「お金がかかるから」が52.5%、「業務時間外に職場の人と会うのが嫌だから」が51.0%となり、仕事とプライベートの線引きをハッキリしたい傾向となっている。

 調査は、11月9日〜11月11日の期間、埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県の同社ネットモニター20〜59才の男女(20代−200人、30代−200人、40代−200人、50代−200人、各世代とも男女100人ずつ)に対し実施した。

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