厚生労働省が発表した10月の毎月勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)によると、10月の1人当たりの平均現金給与総額は、前年同月比1.7%減の26万8036円で、17カ月連続の減少となった。

 現金給与総額のうち、きまって支給する給与は、前年同月比1.7%減の26万3339円。所定内給与は、同1.0%減の24万6049円で、所定外給与は、同9.7%減の1万7290円となった。特別に支払われた給与は、同3.0%増の4697円だった。

 1人当たりの平均所定外労働時間は、前年同月比11.2%減の9.6時間。前年前月比マイナスは続いているが、減少幅は7カ月連続で縮小した。

 常用雇用者数は、前年同月比0.2%減の4402万4000人で、4カ月連続の減少となった。

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