厚生労働省と文部科学省の調査によると、10月1日時点での2010年大学新卒者の就職内定率は62.5%で、2003年(60.2%)、2004年(61.3%)に次いで3番目の低さを記録した。前年同期を7.4ポイント下回り、1996年の調査開始以来最大の下落幅となった。

 男女別にみると、男子は63.3%(前年同期比6.5ポイント減)、女子は61.6%(同8.5ポイント減)となっている。

 短期大学の就職内定率(女子学生のみ)は29.0%(同1.4ポイント減)、高等専門学校(男子学生のみ)は94.7%(同0.1ポイント減)、専修学校(専門課程)は43.4%(同2.8ポイント減)となっている。

 同調査は、全国の大学、短期大学、高等専門学校、専修学校の中から設置者・地域の別等を考慮して抽出した112校(国立大学21校、公立大学3校、私立大学38校、短期大学20校、高等専門学校10校、専修学校20校)の6250人(大学、短期大学、高等専門学校合わせて5690人、専修学校560人)に対して行った。

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