厚生労働省が発表した9月の毎月勤労統計調査(速報、事業所規模5人以上)によると、2009年夏季賞与が前年比9.7%減の大幅な減少となったことが分かった。2007年(前年比1.4%減)、2008年(同1.0減)に続き、3年連続の減少となったが、前年比2%を超える減少は、2002年に前年比7.1%減を記録して以来。

 9月の1人当たりの平均現金給与総額は、前年同月比1.6%減の26万6364円。16カ月連続の減少となっている。

 現金給与総額のうち、きまって支給する給与は、前年同月比1.9%減の26万1893円。所定内給与は、同1.1%減の24万5651円で、所定外給与は、同12.5%減の1万6242円となった。特別に支払われた給与は、同17.4%増の4471円だった。

 9月の1人当たりの平均所定外労働時間は、前年同月比14.1%減の9.2時間。 常用雇用者数は、前年同月比0.1%減の4405万3000人で、3カ月連続の減少となった。

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