北京五輪、女子ダブルスにおいてベスト8の成績を収めたオグシオ(潮田玲子/小椋久美子ペア)<br>(撮影:野原誠治)
 バドミントンの人気ペア“オグシオ”ら北京五輪・代表選手10人が19日、出場の日程を終え、東京都内で開催された帰国会見へ出席した。まず、会見では協会関係者が「日本のバドミントンは代表選手たちのガンバリ具合もあり、北京五輪で大きな盛り上がりを見せた」と報告。世間に対しての情報の拡大、満足度を語った。そして、その盛り上がりの一端をになった“オグシオ”の潮田玲子の動向について質問が流れる場面もあった。本人自ら、“現役引退の噂”(敗退が決まった後に流れた一部報道)に触れ、考えをしめしていた。

 オリンピックを終えたばかりの選手たち。「今後の目標は?」の質問に「所属するチームのリーグ戦へ貢献したい」、また「9月の海外シリーズ戦(ジャパン・オープン)で頑張ること」など、具体的な答えを返すなか、“オグシオ”の潮田は「いろんな報道を耳にしています。4年間、オリンピックだけを見て、闘い終えた直後。これからのことは全く考えられない状態。引退するかもしれないし、現役を続けるかもしれない。まだ整理がついていない。これからゆっくりと考えて、新たな目標を見つけたい」と目の前の目標と判断は、まだまだ先になってくると説明した。ペアを組む小椋は「オリンピックを終わってみて、所属チームのために戦っていきたい」と選手活動の一つを話し、心境の違いをあらわしていた。

 また、世界ランキングNo.1の中国ペアを打ち破り、日本勢初のベスト4に進出した“スエマエ”こと末綱聡子/前田美順ペアの前田は、新たな目標をハッキリ宣言した。「4年後のオリンピック『ロンドンに出たいか?』と聞かれたら出たいです」と新たなゴールを大勢の前でアピールした。

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