「見ずに判断できない」週一回ポルノビデオ上映会を開く裁判官らの苦悩。(ソウル)
「わいせつ物」か否かの判断をめぐっては日本でも随分いろんな議論がされてきた、ヘアヌード写真もかなり落ち着いてきたが、20数年前にあれだけ議論されなければどこまで行っていたかわからない状況だった。一方では少年誌などでのマンガの性描写についてはまだ進んでおらず、急がれる課題である。お隣、韓国でも「わいせつ物」の判断については苦心しているようだ。
児童や未成年者を対象にした性行為を扱ったものは「わいせつ物」であることが明確なのは日本と同じだが、韓国の場合、暴力を伴うサディスティックな性行為などを扱ったものについても明確に「わいせつ物」とされている。日本よりも基準は厳しいようだ。
2008/8/17の朝鮮日報によると、
比較的自由な感じのする米国でも、わいせつ物の基準について論争が続いている。米合衆国最高裁判所のポーター・スチュアート判事の
「I know it when I see it(見れば分かる)」
(“わいせつ物”について定義することはできないが、見れば分かる)
という意見は有名で今も支持されている。
韓国の大法院(日本の最高裁判所に相当)がこの意見を参考にしたかどうかは定かではないが、2008年3月、「成人向けの鑑賞物とわいせつ物は明確に区分すべきであり、“人間としての尊厳”を著しく冒すものでなければ、わいせつ物と見なすことはできない」とし、「実物を直接見ずに判断すべきではない」と注文をつけて、「わいせつ物頒布罪」で有罪とした下級審の判決を破棄し無罪とする判決を出した。
これまでは、証拠品として出された”ビデオの静止画像”を見たり、”説明文”を読むだけで「わいせつ物」であるか否かを判断していたのだ。
ソウル中央地裁でもそれを受けて、映像分析室で1週間に1回ほどポルノビデオが上映されている。「観客」は裁判官や検事、弁護士らで、いたって真面目な上映会なのである。
これまで6件の上映会で実物を見て判断してきた、チェ・ジョンニョル裁判長は
「女性の裁判官や弁護士たちと一緒にポルノビデオを見るのはまるで“苦役”だが、こうした“わいせつ物の検証”は避けて通れなくなっているのが時代のすう勢だ」
と話した。
日本に比べると韓国のポルノ事情はまだ健全と感じられる。日本で実物を見て判断することは対象が多すぎて不可能だろう。
とはいえ、ポルノ大国という汚名を返上するには日本なりの対策が必要だ。
(編集部:TAKESHI)
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児童や未成年者を対象にした性行為を扱ったものは「わいせつ物」であることが明確なのは日本と同じだが、韓国の場合、暴力を伴うサディスティックな性行為などを扱ったものについても明確に「わいせつ物」とされている。日本よりも基準は厳しいようだ。
2008/8/17の朝鮮日報によると、
比較的自由な感じのする米国でも、わいせつ物の基準について論争が続いている。米合衆国最高裁判所のポーター・スチュアート判事の
「I know it when I see it(見れば分かる)」
(“わいせつ物”について定義することはできないが、見れば分かる)
という意見は有名で今も支持されている。
これまでは、証拠品として出された”ビデオの静止画像”を見たり、”説明文”を読むだけで「わいせつ物」であるか否かを判断していたのだ。
ソウル中央地裁でもそれを受けて、映像分析室で1週間に1回ほどポルノビデオが上映されている。「観客」は裁判官や検事、弁護士らで、いたって真面目な上映会なのである。
これまで6件の上映会で実物を見て判断してきた、チェ・ジョンニョル裁判長は
「女性の裁判官や弁護士たちと一緒にポルノビデオを見るのはまるで“苦役”だが、こうした“わいせつ物の検証”は避けて通れなくなっているのが時代のすう勢だ」
と話した。
日本に比べると韓国のポルノ事情はまだ健全と感じられる。日本で実物を見て判断することは対象が多すぎて不可能だろう。
とはいえ、ポルノ大国という汚名を返上するには日本なりの対策が必要だ。
(編集部:TAKESHI)
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