2度目のCM後は結成秘話からスタート。東京に出てきたばかりの苦労話から、黒柳の『話は違うんですけど』で伊達の風貌の話へ。富澤『坊主にしたら?』伊達『より怖いわ』という会話がツボにはまった黒柳は『いちいちオチのようにおっしゃるのね』と大笑い。三度の『お茶、召し上がってください』で、伊達がこらえきれず爆笑。そのままCMに入った。

 黒柳得意の『何かおもしろい話して』から、話題は親善大使へ。2人は「みやぎ夢大使」の名刺を見せ、黒柳に先述の喜久福を勧める。黒柳は伸ばす。どれくらい伸びるのかと大福を伸ばす。あげく巻く。心配する2人をよそに、黒柳は『おいしい』とご満悦だ。おなじみの音楽が聞こえ番組終了が近いことを知ると、富澤が控え目にDVDの告知。『おもしろい?』『笑える?』と念を押す黒柳。最後は『拝見して笑えるかどうかご連絡いたします』と結んだ。

 これは限りなく勝利に近いと言ってもいいのではないだろうか。危うい場面はほとんどなかった。友近の『自分の話を聞いてもらおうとしてはだめ。徹子さんを楽しもう』というアドバイスが有効に活かされているように見えた。あのアメトーークSPは今後、「徹子の部屋」に出演するすべての芸人たちに役立つマニュアルになるかもしれない。来月5日にはサンドと一緒に教授を受けた小島よしお(サンミュージック)が同番組に出演する。小島はこのマニュアルを見事活かすことができるだろうか。

(編集部 三浦ヨーコ)

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