美容整形がテーマのNetflixドラマ「ダウンタイム」世界的ヒットのウラ側
美容整形を舞台にした配信ドラマ「ダウンタイム」(Netflix)が話題になっている。9月17日に配信がスタートし、配信初週に国内1位。グローバルの非英語シリーズでも5位に入った。台湾、香港、タイでもTOP10入りし、アジア圏でも視聴が広がっている。
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主人公の形成外科医(松岡茉優=31)がカリスマ美容外科医(仲里依紗=36)と対峙しつつ、美容整形を通して医療と美容、美と欲望の裏側を描いたヒューマンサスペンス作品だ。ショートカットにぶっきらぼうな語り口の松岡茉優の姿も新鮮だと話題になっている。
二重手術は“プチ整形”と呼ばれ、若い女性の間では今や整形の認識ではなくなりつつある。そして、物語中で最初に救急で飛び込んできた患者を見た主人公は「エラ削りに、鷲鼻修正もしてる。おまけに人中短縮で、お約束のM字リップときましたか。この胸、脂肪注入に小切開のシリコンも入ってる……奇麗に手術痕まで消しちゃって、完全犯罪だな」と治療詳細を語るのだが、今やネット広告でよく見る施術名で美容にある程度関心のある女性ならわかる内容だ。
美容医療に関しては高須クリニックの高須幹弥氏が監修、美容医療の現場もリアリティー重視で描かれている。
「YouTuberなどインフルエンサー系は画面の中のビジュアル重視で、男女構わず美容整形熱は加速している。それを見た一般人も“SNS映え”を目指して美容整形に関心を持つ人は増えています」(美容ライター)
そんな地上波テレビでは扱いにくい市場を深掘りして、配信したのがNetflixだ。
「健康な体にメスを入れることに罪悪感があるからか、口には出さないけれど興味がある、施術してもオープンにしないのが美容整形。地上波テレビだと、モラルに縛られてビフォーアフター番組までしかできない」(テレビ関係者)という声も。ここまで人気の背景はどこにあるのか。同志社女子大教授(メディア論)の影山貴彦氏がこう言う。
「10年ほど前は韓国で就活のために整形するという話に私も学生も驚いていたけれど、今では肯定的な事柄になり、美容男子含め、美容に対する価値観が変わりつつある。そんな中、コンプライアンスに縛られた地上波テレビの隙をぬって、人間の欲望の核心に迫っているのが同作品だと思います。脚本が、極道の世界を描いた『孤狼の血』やダンプ松本の自伝的ドラマ『極悪女王』の池上純哉さんというところからもわかるように、人間の欲望をまざまざと見せつ、心をえぐられる内容。オープンに口に出して言えないからこそ、そこに鉱脈がある、まさにNetflixの世界観らしい。美容整形の話でありながら、人間の根底にある欲を描いているからこそ、全世代に刺さっているのだと思います」
パーティーのシーンではMatt(32)や人気YouTuberが多数カメオ出演。ネット上では出演者や著名人の美容整形を疑う憶測も書き込まれている。
「生まれたままが本来あるべき姿」という建前と、「今美しくなければ意味がない」という切羽詰まった現実が見え隠れしているところもリアルなのかもしれない。
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細木数子の「地獄に落ちるわよ」もまた欲がテーマの作品だ。関連記事【もっと読む】あの細木数子をメロメロにさせて手玉に…キックボクサー魔裟斗のシタタカさ…では、細木数子に取り入った魔裟斗のシタタカさについて伝えている。
