口臭対策をしている人は「男女問わず魅力的だと思います」と語る明璃奈さん(撮影・徳重龍徳)

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 人と話している時、ふと気になるのが「口臭」だ。近い距離で会話をした瞬間、思わず気づいてしまうこともある。しかし、本人にはなかなか指摘しづらい。厚生労働省の解説によると、口臭の原因物質は、年齢が高いほど測定値が高くなる傾向があるという。では、中高年男性、いわゆる「おじさん」の口臭について、若い女性はどう思っているのだろうか。

 9月17日~20日まで千葉・幕張メッセで開催された世界有数のゲーム見本市「東京ゲームショウ2026」の会場で、レースクイーンやイベントコンパニオン、グラビアアイドルなど、人と近い距離で接する機会の多い女性たちに「おじさんの口臭は気になりますか」と聞いた。

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ミントタブレットの前に…

 まず多かったのが、近くで会話した時に気になるという声だ。

口臭対策をしている人は「男女問わず魅力的だと思います」と語る明璃奈さん(撮影・徳重龍徳)

「口の匂いは気になりますね。特に近くで会話をした時に気になることがあります。私は、汚れが溜まっているような匂いはちょっと苦手です」(レースクイーン、イベントコンパニオンとして活動する城戸ひなのさん)

 口臭対策というと、ミントタブレットやガムなどを思い浮かべる人も多い。しかし城戸さんは、まずは基本的な口腔ケアをしてほしいという。

「ミントタブレットなどもいいと思うんですけど、汚れが溜まった状態だと、その奥に匂いが残っている感じがします。なので、まずは歯を磨いてほしいですね。朝昼晩すべては難しくても、特に夜、寝る前には絶対に磨いてほしい。できればフロスも使ってほしいですね」(城戸さん)

 同じくレースクイーン、イベントコンパニオンの明璃奈さんも、イベントの現場では口臭が気になることがあるという。

「イベントの仕事をしていると、近くで質問された時などに、『この人ちょっと口の匂いが気になるな』と思うことがあります。ブレスケアをしたり、きちんと歯を磨いたり、清潔にしている人は、男女問わず魅力的だと思います」

 口臭対策は単に臭わないためだけではなく、身だしなみのひとつとして受け止められているようだ。

“定番”タバコ、ニンニクも

 一方、女性たちから具体的に名前が挙がったのが、タバコやコーヒー、ニンニクなどだった。グラビアアイドル、コスプレイヤーの篠宮なほさんはこう話す。

「口臭は、おじさんに限らず男女問わず気になりますね。私自身も、撮影会などで長い時間あまり喋らなかった後、急にチェキの対応になった時に『大丈夫かな、臭くないかな』って気にします。私は口の中にスプレーするものを使ったり、匂いが気になる時はコーヒーを控えたりしています。特にコーヒーとタバコの両方の直後は、かなり匂いが分かる気がします」

 イベントコンパニオンの森川麗奈さんも、食後などには口臭を感じることがあるという。

「口臭は、近い距離でお話しする時にちょっと気になることがあります。食後だったり、タバコを吸った後だったりすると分かることがありますね。ニンニクを食べた後の匂いも気になります」

 もっとも、気づいても本人にはなかなか指摘できない。

「本人にはなかなか言いづらいことなので、口には出さないです。対策としては、やっぱりこまめに歯磨きをすることが大事だと思います。私自身も食後には歯を磨くようにしています」

「むしろ心配」の声も

 グラビアアイドルの谷かえさんも、人と会う予定がある時には食べるものを意識しているという。

「撮影会の前などにはなるべくニンニクなどは食べないようにしています。お客さんも食べないように気をつけてもらえるといいかもしれないです」

 撮影会やイベントなどでは、出演者とファンがかなり近い距離で話すこともある。そうした場に参加する前には、食事の内容に少し気をつけるだけでも印象は変わるのかもしれない。

 また複数の女性が口にしたのは、「自分自身の口臭も気になる」という言葉だった。ベテラングラビアアイドルの鈴木咲さんもその一人。普段からこまめに水を飲んだり、飴をなめるなどして口の中を乾燥させないよう意識しているという。

 さらに、おじさんから強い口臭を感じたとしても、嫌だとは思わず、むしろ心配になるという。

「口臭が強いと、嫌だというより『胃が悪いのかな』『虫歯は大丈夫かな』って、むしろ体調が心配になります。私も30代ですし、同世代だと自分にも起こり得ることなので、『一度、歯医者や病院に行ったほうがいいんじゃない?』っていう気持ちになりますね」

 まずは丁寧な歯磨きやフロス、歯間ブラシなどの日々のケアを続け、それでも気になる時には専門家に相談する。それが一番の口臭対策と言えそうだ。

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徳重龍徳(とくしげ・たつのり)
ライター。グラビア評論家。ウェブメディアウォッチャー。大学卒業後、東京スポーツ新聞社に入社。記者として年間100日以上グラビアアイドルを取材。2016年にウェブメディアに移籍し、著名人のインタビューを担当した。その後、テレビ局のオウンドメディア編集長を経て、現在はフリーライターとして雑誌、ウェブで記事を執筆している。著書に日本初のグラビアガイドブック「一度は見たい! アイドル&グラビア名作写真集ガイド」(玄光社)。noteでマガジンを連載中 X:@tatsunoritoku

デイリー新潮編集部