レギュラーシーズン最終戦に出場した大谷(カメラ・岩田 大補)

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◆米大リーグ ジャイアンツ1-5ドジャース=延長10回=(27日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(32)が27日(日本時間28日)、敵地・ジャイアンツ戦に「1番・DH」で出場し、3打数1安打でレギュラーシーズン162試合を終えた。チームは23年以来3年ぶりのシーズン100勝を達成するなど、ワールドシリーズ(WS)3連覇へ向けて突き進んでいるが、大谷は8月18日の30号を最後に40日間、出場した試合では18試合、86打席本塁打なしと苦しんでいる。10月3日(同4日)からのブレーブスとフィリーズの勝者と戦う地区シリーズ(S)へ、担当の安藤宏太記者が見た。

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 まだ歯車がかみ合っていない。最後まで大谷に快音は響かなかった。長いトンネルを抜けられずにレギュラーシーズンが終了。ポストシーズン(PS)前最終戦は3打数1安打で、シフトを敷いてがら空きになった三塁線を抜く左前安打が唯一の安打だった。

 23日(日本時間24日)に負傷者リスト(IL)から復帰し、5戦連続で出場して、21打数5安打の打率2割3分8厘。8月18日に30号を打ってから、ドジャース移籍後最長の86打席連続で本塁打が出ていない。右上腕二頭筋や左膝の回復を優先しPSまで休養する選択肢もあったが、試合出場の道を選んだのは実戦感覚を取り戻すため。あくまで照準は、PSだ。

 T・アルバート・トレーナーは「ポストシーズンで最高のパフォーマンスを発揮するために休養を取った。復帰直後に100%ではないかもしれないが、ポストシーズンではさらにいい状態になるだろう」と説明。体の状態に合わせて打撃フォームやスイングの感覚などをすり合わせ、結果は出ずとも復調の道を歩んでいることは間違いない。

 ロバーツ監督も「きょうはよりよく見えた。復帰してから打席をいくつか重ねて、(試合のない)今週の時間が重要になる」と信頼は変わらない。10月3日(同4日)の地区シリーズ初戦までは中5日が空くが、ライブBP(実戦形式の打撃練習)なども行って調整していく見込みだ。

 8勝2敗、防御率1・79だった投手は前半で終了。打者でも30発で3度目の本塁打王はならず、昨季まで3年連続リーグトップで「1」を超えていたOPSも今季は・889。MVPも厳しいとみられ、「無冠」のシーズンになりそうだ。思い描いた結果は出なかったが、この悔しさをぶつける舞台は残っている。

 監督として史上最多タイの6度目の100勝となった指揮官は「誇らしい。簡単なことではない」とナインに感謝した。大谷が本来の力を発揮すれば、WS3連覇へチームはさらに加速していく。PSの鍵を握っている。