衛星測位システム「北斗」関連産業、5年以内に1兆元突破の見込み-中国

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中国国家発展改革委員会によると、中国では2025年、衛星測位システム「北斗」関連産業の総生産額が6290億元(約14兆7815億円)を突破し、同産業に関わる企業・事業機関は3万カ所以上に上り、従事者は200万人を超え、応用シーンと応用規模が絶えず拡大した。第15次五カ年計画期間(26~30年)末までに同産業の規模は1兆元(約23兆5000億円)を突破する見込みという。人民日報海外版が伝えた。

国家発展改革委員会政策研究室の李超(リー・チャオ)副室長によると、交通分野では、全国で営業運転する車両1200万台に「北斗」システムが搭載され、精度の高い車道ナビゲーションサービスが都市部・農村部の道路の99%以上をカバーし、安全でスムーズな移動を支えている。農業分野では、同システムを搭載した端末設備がすでに350万台以上あり、農業機械の運転補助、農業機械による作業、ドローンによる農薬散布などのシーンに応用され、従来型農業のスマート農業への転換・発展を加速度的に推進している。海洋漁業分野では、同システムを搭載した漁船がすでに7万隻以上あり、危機遭遇時の通報、緊急時の捜索救助、漁船の動態的監督管理、海上でのショートメッセージ通信などのサービスを提供し、漁業従事者が海上にいる時の「よく見える目」や「よく聞こえる耳」になっており、救助された人は累計延べ1万人を超えた。エネルギー分野では、同システムが提供する誤差20ナノ秒以内の精度の高い時報サービスが、風力発電所のタービンの状態の監視、鉱山の斜面のモニタリング、石油・天然ガスパイプラインの巡回点検などのシーンに広く応用され、電力網の安全で安定した運用を支える正確な時間の供給源の役割を果たしている。

同システムはさまざまな産業をエンパワーするだけでなく、家庭にも浸透している。中国ではスマートフォン14億台、電気自動車(EV)5000万台以上、シェア自転車1400万台以上、ウェアラブルデバイス1億6000万台に同システムの測位サービスが搭載され、日常的な移動から緊急時の対応まであらゆるシーンをカバーするサービスシステムが構築され、億単位の人々が恩恵を受けている。また、同システムは海外進出やグローバルなサービス提供のペースが加速し、関連製品は世界約140カ国・地域に輸出され、「一帯一路」共同建設の協力システムと深く融合して関係国にインフラの安全性モニタリング、自然災害の警報、重大工事プロジェクトにおける測量・製図などのサービスを提供し、世界に恩恵をもたらし続けている。(提供/人民網日本語版・編集/KS)