内履きの「中敷き」だけ狙う盗難 県内高校少なくとも14校で被害 被害生徒「気持ち悪くて下駄箱開けられない」 富山県
県内の高校で女子生徒の上履きの「中敷き」だけが盗まれる被害が相次いでいます。KNBのまとめで、被害があった高校は昨年度から少なくとも「14校」にのぼることが分かりました。
今年度、上履きの「中敷き」が盗まれる被害があったのは、KNBのまとめでは高岡南高校や高岡高校など合わせて13校で、少なくとも35人の上履きの中敷きが盗まれています。このうち富山南高校では、けさ被害が判明しました。県内で被害に遭っているのは、部活動の成績やテレビ出演などで名前がインターネット上に掲載されていた女子生徒が多いということです。
被害にあった県内の高校に通う生徒に話を聞きました。
被害に遭った女子生徒
「学校に行って自分の下駄箱を開けたら、もう両方とも中敷きが盗まれた状態で」
被害に気付いたのは今月の土曜日の朝でした。
被害に遭った女子生徒
「最初は気が動転していてびっくりしていたぐらいなんですけど、時間が経つにつれて、私の見ず知らずの誰かが私の下駄箱を特定して開けて盗んでったんだなと思うと気持ち悪くて」「外部の人かもしれないし、生徒かもしれないし、もしかしたら先生かもしれないなって思うと、なんかすごい怖いなって思ってて」
またこの学校では他に、少なくとも2人が被害に遭ったということです。
被害に遭った女子生徒
「それをきっかけに自分の下駄箱を開けれなくなって、行きと帰りとずっと内履きを持って帰ってきている」
県内の広い範囲の高校で発生している上履きの「中敷き」だけを狙った盗難事件。小杉高校は「今年度は被害がないものの、昨年度は被害があった」としています。警察は、複数の学校の防犯カメラなどを調べ、捜査を進めています。
元神奈川県警捜査一課長の鳴海達之さんは犯人像についてこう分析します。
元神奈川県警捜査一課長 鳴海達之さん
「この犯行は単独でやっているかなと思っている。理由は、特殊な性癖をもっている者はそんなに共犯を組んでやるというのは、私の経験上ない」
「犯行に慣れてきたということもあるのかもしれませんね。最初はびくびくやっていたのがあまり捕まらないので、少し大胆になってやり始めたということは考えられるかも」
「学校のもし内部の関係者であるなら、他(の学校)まで行ってやることにリスクを背負うわけです。自分が行ってる学校の中でやる分には、カメラがどこにあってどういう死角が生まれるかわかっていることだから、それをわざわざ他校に行ってリスクをおかしてまで中敷きを持ってくることは、なかなかしないと思う」
「ですから学校内部の者ではなくて、外部の者の犯行でないかと私は思う」
「こういった特殊な窃盗事件ですから、やっぱり過去にこんなことがあったのかもう一回調べてもらって、もしそのなかで検挙されている犯人がいるのであれば、その犯人が今どうしているのかもう一回捜査をすべきだろう」

